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外国人に難しい日本語2

外国人にとって難しい日本語の文法や表現は多数あるが、今回も生活のなかで使う日本語や仕事で使う日本語で難しいと感じた日本語について述べていくこととする。

♦️前回の記事はコチラ⬇️♦️

3分で○○して

『3分で話して』は“3分以内に話してください”という意味なのに対し、

『3分で入れて』は“3分が経過してから入れてね。』という意味を持つが

『3分で話して』と似ている文法なのにも関わらず、全く別の意味になる。冷静に考えて他の文を考えても日本語難しすぎるよね…

清掃中:ご協力

駅のトイレやサービスエリア、商業施設のトイレでよく見かける『清掃中 ご協力をお願いいたします』という看板。

日本人としては『清掃中のため別のトイレを使って』という非言語が含まれてることを理解できるが

外国人からすれば『掃除してくれる人を募集中』と理解してしまう。

日本語難しいよね。

いいよ〜

外国人が困惑する日本語
『いいよ〜』

🆗!』という意味で捉えがちになるけど、実は『ダメです🙅‍♀️』という意味もあるのが難しい点。

※『大丈夫!』も、『いいよ〜』と機能的な側面で似ている。

日本語って言葉には表さない察する文化などの非言語が含まれるのもあり、かなり難解。

ちゃんと/しっかり/きちんと

外国人にとって難しい日本語。
◎ちゃんと
◎しっかり
◎きちんと

例文を考えてみると、意味としてはそこまで大差ない副詞。

『(        )部屋を掃除しなさい。』

ただ、僕ら日本人の感覚として言葉で表すのは難しいニュアンス的なものがある。

一生のお願い

外国人が理解できない日本語
『一生のお願い』

よく日本人が使いがちな『一生のお願いだから○○してほしい。』

外国人からしたら『その一生のお願いは、これで何回目だよ
💢』と感じてしまうことは、よくある。

日本人がよく使う『一生のお願い』は、文字通りの一生ではなく、『困った時の台詞』。

1年中・1日中

外国人が困惑する日本語
『1日中・1年中』

1日中や1年中という言葉はあるのに、なぜ1ヶ月中や1週間中とは言わないのか?

例文を考えてみると
・『1日中、寝ていた。』
→状態が継続

・『1年中、暖かい。』
→状態が継続

ただ、それなら何故、1週間や1ヶ月は言わないのか不思議
🤔

全然

外国人に難しい日本語
『全然』

教科書では、
『全然〜じゃありません。』
『全然〜ではありません。』
と否定的な表現で書かれているが

日常では、
『全然いいよ。』
『全然、大丈夫』
『全然、OK!』

といった肯定的な意味で使われる。
こうした場合『え?じゃあ、どっちなの?』となりやすい。

痛さを表すオノマトペ

外国人が絶望する日本語。
◎痛みを表す日本語の表現

・ヒリヒリ
・キリキリ
・ガンガン
・チクチク
・ジンジン
・ズキズキ

いわゆるオノマトペと呼ばれる音を日本語で表記した際のものだが

なぜオノマトペが多いのか?
一説によれば他の言語と比べ動詞が少ないため詳細に伝える際に用いられた。  

お上がりください。

友達の家や、誰かの家に入る際に、よく使われる言葉でお馴染み『お上がりください』

日本人である僕らにとっては、『家の中に入ってください!』という意味で理解できるが

外国人にとっては、この表現も難しいと感じる人が多い。

文字通り、『ジャンプしてください』と解釈してしまいがちになる。


今日は以上です。
最後まで読んで頂き有難う御座いました。

今後とも宜しくお願いします!

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