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ぐん税ニュースレター RPAバックナンバー 2022年4月号

この記事は2022年4月に発行されたニュースレターvol.22からRPAの記事を再編集したものです。

OCRやSTREAMEDの導入から1年が経過し、ロボット(RPA)もエラーは出しつつ黙々と業務を支えてくれています。
月次処理一つとっても業務フローは大きく変化してきました。

確定申告でも自動化!

本年最初の繁忙期である確定申告が無事に終了しました。社内で開発したレシートOCR/医療費OCRロボットに加え、第19号でご紹介したMFクラウド • STREAMEDが大いに役立ってくれました。
今年は学生アルバイトや長期インターン生が複数いたため、 人手的にも余裕があったと言えますが、特にSTREAMEDの自動データ化&学習機能のおかげで、初めてでも作業しやすい環境ができつつあるのは間違いありません。
入社したばかりの新人でも手順通りにスキャンとアップロードするだけで、(学習データがあれば)ベテランと同じ 仕訳を簡単に作成することができます。 一般企業の経理であっても、人材確保や教育・引継ぎの手間を考慮すれば、充分に活用できるのではないでしょうか。

先日、インターネットバンキングから連携したデータの仕訳計上にどの位時間が掛かるのか、実際に測定してみまし た。その結果、約150行(通帳7~8ページ分)の入出金データをたったの3分で仕訳に起こすことができました!新 たに科目等を設定しなければいけないデータは数件で、体感的には確認作業よりも仕訳登録処理を待っている時間の 方が長いくらいです。

新人に一から教え込むとすれば半年は掛かりますし、 その間の教育コスト
も馬鹿になりません。途中で辞められてしまったら目も当てられません。
定型的な取引が多く、充分にチューニングされた状態での結果とはなりますが、「ヒト」ではなく「システム」に学習データが蓄積されていくことの効果がご理解いただけるのではないでしょうか。

クラウド会計のワークフロー:利用者の目で

私事になりますが、昨年末から家計簿(+α) としてMFクラウドを利用しています。元々は手書きの出納帳&証憑書綴だったのが、エクセル、Googleスプレッドシートと移行してきました。1年だけですが手書きで元帳を作成していたこともありました(笑)。
レシートはスキャンして仕訳に添付しているのですが、 モバイルスキャナを利用する事で手間を掛けずに作業ができるようになっています。

私が利用しているモバイルスキャナ (富士通 iX100)の付属ソフトに原稿種別 「レシート」の設定があり、これでスキャンすると日付/店名/支払金額/支払方法などをOCRで読み取ってくれます。 これらをファイル名に設定できるので、PDFファイルの一覧からドラッグ&ドロップで仕訳に添付する作業も楽々こなせています (MFクラウド自体が直接スキャナ対応してくれると更に嬉しいのですが)。
会社として考えると、これで電子帳簿保存法対応ができますので、レシートの整理や保管にお悩みの方はぜひ検討してみてください。
パーソナルプランで月1,000円程なのですが、 預金とクレジットカードの明細から手入力する手間を考えただけでも、充分すぎるくらい元は取れていると思います。

IT導入補助金2022の情報が公開

IT導入補助金2022の概要が公開されました。インボイス制度への対応を見据えてデジタル化基盤導入類型が整備されており、クラウド利用費は従来の1年分から2年分へ拡大、タブレット端末やレジ、券売機等が補助対象に追加されています。

システム部 田中

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