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戦国武将に学ぶ!No.27~滝川一益~



”軍師” こと、株式会社GUNSHIコーポレーションの社本です。


このnoteでは経営者の軍師としての目線で、
これからの時代を生き抜く戦略を発信しています。


私は日ごろより周りの方々から
”軍師” というニックネームで、
お呼びいただいています!(笑)

社名であることもその理由ですが、
私は自他共に認める歴史好き!
とくに戦国時代が好きです。


今回は、私が好きで見習っている、
学んでいる武将や軍師を紹介するシリーズ。


ぜひ最後まで楽しんでいただけたら幸いです。


今日は…
あまり知名度が高くない(かもしれない…)


滝川一益たきがわかずますという武将です!


実は、いつか書きたいと思っていた
この武将について、ありがたいことに
リクエストをいただきました!


今回は満を持して書いていきたいと思います!


■知名度は低いけど…実は四天王



今、木村拓哉さん主演の映画、
「レジェンド&バタフライ」が
公開中ですね!


この映画の主人公は織田信長ですが、
この信長に仕えた家臣たちの中に、
「織田四天王」と呼ばれる
武将たちがいました。


柴田勝家、丹羽長秀、明智光秀…
という有名、且つ有能な3人と並び
織田四天王に数えられたのが、
本記事の主人公、滝川一益です。


彼の何がすごいかというと、
ズバリ、鉄砲と調略。


3,000挺の鉄砲を用いた
三弾撃ちで有名な長篠の戦いでは、
一益はこの鉄砲3,000挺の総指揮を執り、
織田、徳川連合軍を勝利に導きました。


(余談ですが、戦術に関しては、
隊の先頭を担当する先鋒せんぽう
隊の最後尾を担当する殿しんがりがあり、
武将によって得手不得手があったようですが、
一益はどちらも得意だったとされています。)


桶狭間の戦いで今川義元を破った信長は、
岡崎城まで逃げおおせて自分の国を
つくろうとした徳川家康(当時は松平)に
自分の味方になるように説得しましたが、
家康はすぐには従いませんでした。


この時の家康を説得、交渉し、
織田家と徳川家の間に清洲同盟という
軍事同盟を結ぶことができたのは、
実は滝川一益の活躍があったからでした。


これらのエピソードから一益は、
とても器用でオールラウンドプレーヤーな
人物だったのではないかと想像できます。


そうしていつしか、
関八州かんはっしゅうと呼ばれる
関東8か国を任されられるほど
出世していきました。


しかし…


織田四天王として
こんなにも活躍した一益が、
なぜあまり知られていないのでしょうか。

■命運を分けた信長の死



「西の秀吉、東の一益」
と言われるほどにまで出世した
滝川一益でしたが、
その命運を分けてしまったのは、
主君である信長の死でした。


備中で高松城を攻めていた
羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)は、
本能寺の変で信長が敗れたことを
知るや否や京へ戻り、山崎の戦いで
直ちに明智光秀を破ります。


一方の一益は関東地方にいたために、
すぐに駆けつけたくても物理的に
不利な場所にいたことで、
敵討ちや信長亡き後の対応の速さで
秀吉に後れをとってしまいます。


光秀を破ったあと、
織田家の後継者を決める重要な
清州会議にも参加できず、
それが理由で領地を減らされるなど、
不遇を受けることになります。


その後も名誉挽回の機会を得られず、
「西の秀吉、東の一益」
とその名を轟かせていたことも
いつしか世間から忘れられ、
衰退していったのです。


一益の実力を考えると、
一益が天下を取っていても
おかしくありませんでしたが、
実力だけではない、何らかの影響で
結果が大きく変わってしまうことが
あるのも確かです。


これがいわゆる「運」なのかもしれません。


もちろん、成功者というのは
少なからず「運」を味方にして
邁進していく印象があります。


確かに一益は、
本能寺の変が起こったとき
関東にいました。
これを「運が悪かった」と
片付けることもできます。


しかし…


「一益殿はすぐには駆けつけられません。
だから私が、一益殿に命じられ、
信長様の敵討ちに参りました!」
と、家臣の一人でも一益のために協力し、
動いてくれていたら…
あるいはこのような策を一益が考え、
協力者を得ることができたら、
結果は違ったかもしれない…と
思ってしまいます。


これは私の想像ですが、
粗野な一面があった一益と比べて、
秀吉のほうが、「人望」という意味で
勝っていたのではないでしょうか。


どれだけ実力があっても、
「運」や「人望」が
命運を分けることは多大にある。


滝川一益という武将の存在は、
そんなことを現代の私たちに
伝えてくれている気がします。


しかし…


本当に優秀で、戦国時代には
欠かせないキーパーソンなのです…!


だからぜひ…


大河ドラマとは言わずとも…


2時間スペシャルでいい!
特集してほしい!!(笑)






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