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ずっと友達で居てね

最近は寝る前に、本を少し読むことにしている。

きっかけば、久しぶりにさくらももこ著『もものかんづめ』をむしょうに読みたくなったから。寝る前に一つずつ読むのがちょうど良い。


『もものかんづめ』『さるのこしかけ』『たいのおかしら』などはじめて読んだのは小学生の頃だったと思う。母が著者のエッセイを揃えて持っていたので、本棚から取り出してはいつも、こっそりと読んでいたのを覚えている。今でも印象に残っているエピソードが、尿を飲む話だ。

幼かった私にとって、ものすごく衝撃を受けたので役20年経った今でも、いまだに覚えている話。


という訳で久しぶりに読んでみた。おそらく10年以上ぶりに。結果言わずもがなとっても面白い。はじめて読んだ時には分からなかった事も今ならわかるようになってきた。

こんなにクスッと笑うとは。そういえば少し前に『ちびまる子ちゃん』の最新刊を手に入れ、読んだ時にはお腹を抱えて笑った。マンガを読んでこんなに笑ったのははじめてだった。


コジコジもそう。なんだか深いのだ。はじめて読んだ時は「コジコジ可愛いなあ」と癒しでしかなかったのだけど、年を重ねるにつれて言葉の意味が分かってくるようになり、「なんだか哲学的なのでは?!」と思うようになってきた。


さくらももこさんのエッセイや漫画は、年を重ねて意味が分かってくるものが多い気がする。幼かった私には意味が分からなかっただけかもしれないのだけど。キャラクターが可愛いくて面白いだけじゃなくて、実は結構深いことをサラッと言ってたりする。


そして改めて『もものかんづめ』を読んで、やっぱり私は日常のことを書いてるエッセイ(しかもその日常を面白く書いてるもの)が大好きだということに気付かされた。

楽しいし、想像しやすい。自分以外の誰かの日常を知ることって楽しいし、勉強になる。さらにそれに加えてお腹を抱えてしまうくらい面白いし、『ひとりずもう』は何回読んでもホロッと涙が出る。なんて最高なんだ。


小さな頃からまるちゃんとコジコジは特に、ずっと一緒に過ごしてきた。そんな気持ちでいるので、これからもずっと読み続けたいと思います。


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