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プロテイン。
筋トレで体を大きくしたい人、ダイエットをしてる人なら誰もが飲んでるものだと思います。
今回はこのプロテインについて、少しお話をしたいと思います。



プロテインとは

プロテインとは主に、「ホエイプロテイン」と「ソイプロテイン」に分類され、コンビニなどに置いてあるものは大抵が前者の「ホエイプロテイン」になります。
ホエイプロテインは原材料が牛乳であり、動物性タンパク質になります。吸収が早いことから、トレーニングや運動後に飲まれるケースがほとんどです。またホエイプロテインは、WPI (ホエイプロテインアイソレート)とWPC (ホエイプロテインコンセントレート)に分類されます。細かな違いは、また後ほど記述します。

ソイプロテインはというと、原材料が大豆で植物性のタンパク質になります。ソイプロテインにはホエイプロテインには入っていない栄養素を含んでおり、また乳糖が入っていないため、乳糖不耐症の人でも飲むことができます。しかし、ホエイプロテインより吸収が遅いことから、トレーニングや運動後の栄養摂取にはあまり向いていません。

プロテインのメリット

ここからはプロテインのメリットについてです。
あまり細かく書くと長くなりすぎてしまうので、簡潔に書いていきます。

メリットその一、吸収スピード

プロテインの一番のメリットは吸収スピードになります。
トレーニング後は、筋肉の分解がどんどん始まっていきます。分解を防ぐためにはより早く体内に栄養(タンパク質)を入れてあげなければいけません。
そこで肉などの固形物でのタンパク質を摂ると、体内で消化吸収されるまでに約3時間ほどかかります。この消化吸収の時間、筋肉の分解は進んでしまう可能性があります。
ここで登場するのがプロテインです。特にホエイプロテイン(WPI )であれば、飲んでから体に吸収されるまでに、約1時間以内に抑えられます。
プロテインは液体であるため、消化に余計な血液を使う必要もないのでスムーズな栄養摂取ができますね。

メリットその二、手軽に手に入る&簡単に飲める

プロテインのメリットはすぐに手に入るというところです。
今やホエイプロテインは、どこのコンビニ、スーパー、薬局などどこのお店にもおいてある商品です。値段も比較的安価で、お手頃に手に入ります。
一番安くプロテインを飲む方法は、プロテインパウダーを買い、シェイカーなどに移して飲む方法かと思います。1キロあたり3,000円程度で購入できるので、1杯あたりで考えると圧倒的に安いです。しかも、Amazonなどのネットで注文すれば、明日にでも手に入ります。

プロテインパウダーのもう一つのメリットとしては、簡単に栄養摂取できるということ。市販のパックのタイプのプロテインであれば、場所を選ばずにその場で飲めますし、プロテインパウダーにおいても、シェイカーにパウダーと水を用意すればすぐに摂取できます。

プロテインのデメリット

ここからはプロテインのデメリットについてです。
プロテインにはいい面だけではなく、悪い面もあります。

デメリットその一、摂りすぎによる健康問題

デメリットの一つ目は、プロテインによるタンパク質の過剰摂取の可能性。
プロテインがいくら手軽で摂りやすいといっても、摂りすぎは良くありません。タンパク質の摂りすぎは肝臓や腎臓に負担をかけ、人によっては健康診断時の数値を悪くしてしまう人もいます。
プロテインの過剰摂取による、腸内環境の悪化も大きな問題の一つです。おならが異常に臭くなったり、便が緩くなるのもこれによる可能性が多いですね。

デメリットその二、食事誘発性熱産生(DUT)と食欲の低下

食事誘発性熱産生とは、食後、食べたものを消化・吸収・運搬するときに消費するエネルギーのことです。
プロテインは固形ではないので、咀嚼をし、胃で消化をするという過程が省かれているため、この食事誘発性熱産生によるカロリーが消費できない。というデメリットがあります。
プロテインを飲むと食欲がなくなったという人は少なくないと思います。
プロテインは豊富なタンパク質を多く摂れますが、逆に言えば、そのほかの栄養素は取れないということになります。
前の記事(山城流ダイエットの掟)にも書いたのですが、栄養はタンパク質だけを多く取ればいいのではなく、PFCをバランスよく摂る必要があります。


デメリットその三、もしかしたら太る可能性が。。

プロテインのデメリットして、「脂肪の蓄積につながる」というのがあげられます。なぜなら、プロテインを多く摂ることは「エネルギーの過剰摂取」につながるためです。
プロテインを考えもなしに摂っていては、摂取カロリーばかりが増えて、その量を消費カロリーでカバーできなくなると、必然的に脂肪が蓄積されてしまいます。ダイエットやボディメイクに繋がるどころか肥満につながる可能性があるため、プロテイン適切な摂取量を摂るようにしましょう。

まとめ

プロテインのメリットとデメリットについて書いてみました。プロテインはいいことばかりではなく、実は悪い面も結構あります。それぞれをよく知り、自分に何が合うのかを考えながら摂るのをお勧めします。
実際、僕自身プロテインをそこまで重視して摂るようにはしていません。
以前はプロテインを飲まないと、筋肉がつかないんじゃないかと極度の不安になってしまうほど、プロテインを重要視していましたが、結論プロテインを飲んでも筋肉はつかないことに気がつきました。筋トレ5年以上してやっと。。笑
筋肉をつけるためには、「正しい筋トレ」と「正しい食事」。これにつきます。

これからもダイエットや体作りに必要な情報を発信していきますので、今後もお楽しみにしてください。

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以上、パーソナルトレーナーの山城でした。

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