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「今のバレー用語 何言ってるかわからん😭」

”ファーストテンポ”とか”セカンドテンポ”とか”スロット”とか
最近の専門用語は私たちの時代と全然違ってわからない(-_-;)

保護者の皆さんのお声が聞き気になったので
自分自身のインプットアウトプットも兼ねて
共有させていただきます


今はバレーぺディアというwebサイトもあって、
Google検索をすると、色々バーっと書かれた解説も出てくるのですが、


その中の「テンポ」という項目について。

→セット・アップを基準とした時間軸の中で、
アタッカーの助走動作がどのタイミングで行われるかを呼称する区分方法

要は…アタッカーが どのタイミングで助走始めるかで
区別されてるのですが、

1stテンポ/2ndテンポ/3rdテンポ  

何が違うかというと、



(「トス」も今は「セット(セット・アップ(→一般的には、セットする瞬間の動作を指す言葉ですが、ボールの真下まで走り込む準備局面からセット完了までの一連の動作を指す場合もあります。))」と言ったりするので、
慣れるためにもセットと書かせていただきますm(_ _)m
 
 世界と標準を合わせて定着させてますが
 まだまだ浸透しきってないものも多いですし
 概念や理論も色々言われるのでわけわからなくなりますよね、、^^;)


1st
 →助走動作がセットより前に行われるものをファースト・テンポ
 (アタッカー主導、アタッカーに対してトスを合わせるイメージ)

 →セットと並行して行われるものをセカンド・テンポ
 (セッター主導、トスに合わせて見極めて入るイメージ)、

 →セットより後に行われるものをサード・テンポ


トスの速さ、パスの速さが早いものがファーストテンポと捉えられがちですが、
「時間の長さ」ではなく、
アタックをどうやって繰り出すかの違いで、

小中学校のカテゴリで一番多く目にするレフトのオープン攻撃やハイセット(高いセット・二段トス)
は、「サードテンポ」ということになります。

セッターが十分に高い軌道のセットを上げておくことで、
アタッカーが十分な体勢を整えて、自身のタイミングで助走を開始できる余裕をもたせる方法です


でも、サード・テンポを用いれば、アタッカーの持ち味を発揮させることが可能となる一方で、
相手のブロッカーやディガー(ディグする人/レシーバー)にとっても時間の余裕を与えてしまうことになります。

なので競技レベルが上がるにつれて、
別のコンセプトに基づいた戦術が要求されるようになり

中学校からファーストテンポに取り組んで、
まだみんなが慣れていない状況で困惑しあって
打ち方が変わってしまって😢、、と悩んでる子も、結構目にします><


先にも書きましたが、
「パスやトスを速く」するのがファーストテンポ、と言うイメージだと、
1本目のパス/レシーブが「低く速く」なり

セッターもアタッカーも余裕を持てず
セッターはセットアップに間に合わない、トスが伸びない、体勢の準備ができず 決まったところにしかあげられない


アタッカーは、助走が足りず跳べくて、打点が下がったり、低い位置で山なりスパイクになってふかしたり、体重の乗ったスパイクが打てない、
全部が速い速いで慌ただしくなり、


カバーリングの意識を持つ余裕もなく、ブロックされたらカバーに人がいなくてボールが落ちる、という場面も。

と、言いつつ

ここまでファーストだ、セカンドだと書きましたが、
この議論についても、そんなに細かくすると選手がわかりにくくなっては
元も子もないと言いますか、

それこそ持ち味が発揮されずに
試合は終わってしまいますよね><

そもそも、
海外の選手だとかは、
そんなにファーストだセカンドだ、って定義に
そこまでこだわっていない気がします^^;

大事なのは

みんながどう攻めたいかわかっていて
共通認識であること、

なのかなと^^


***
慣れていくまでは繰り返して、身体や感覚がこれだ!と合致していくことが必要ですが

まずはシンプルに、
1本目のボールをあげる際、味方選手がみんな余裕を持てるようにあげる!(高くとか、ゆっくりとか)

※セッターがバックスタートならなおさら位置を確認しなきゃです!
(前衛スタートと同じようにあげると間に合わなくて十分な姿勢でセットできない上に、
とっさにジャンプして処理しようとしたりしたら、後衛なのでバックプレーにもつながってしまいます><)

それでセッターもアタッカーも準備ができてやっと
ボールの見極めができて、
助走をスタートするタイミングを速くしたり、

歩数を減らして「速さ」だけでなく
「早い」タイミングで入ることができる。のではないのかなーと思います。


お互いがファーストテンポだったら
そのタイミングをまたずらすことができる適応能力があるチームが勝利していけるんですよね。
(実際高校の全国大会でもファーストテンポのタイミングでお互いのやり方がわかっていて延々ラリーが続く、なんてこともあったりします>o<)


===
シンプルかつ最小労力で守り、多彩で大胆に攻める。
そのために必要なことを相手の戦い方や状況局面に応じて生み出して行く。
===

また少しずつ、色々書いていこうと思います、。
どうかお付き合いくださいm(_ _)m



トイトイ

毎回、より 良い環境を目指しも成長します
楽しく本気で!
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