７才の女の子 チィちゃんは
クリスマスが来るのを
いまかいまか と待っています

チィちゃんは､お母さんに言われる前に ちゃんと＂宿題 ＂やりました １ヶ月前から

＂お手伝い＂もしました １ヶ月前から

お兄ちゃんとケンカもしていません １ヶ月前から

ぜんぶぜんぶ サンタさんからプレゼントをもらうために頑張りました

良い子にしていると
サンタさんから お手紙が届きました

サンタ
｢ごめんね…ちょっと 行けないかも しれません ｣と書いてありました

チィ
｢え?! なんでなんで!!
ちょっと前から良い子にしてもダメなのかな??｣

チィちゃん もう1枚 お手紙あるみたいだよ

サンタ
｢トナカイさんが カゼひいて
サンタさん1人で世界中を配って廻るから､チィちゃんのところ にはクリスマスに間に合わないかもしれないんだ…｣

チィ
｢ああ よかった
ちゃんとプレゼント渡しに来てくれるんだ
でも､トナカイさん心配だなぁ
ひとりぼっち で お留守番は可哀想だな

あっ いいこと考えたよ
トナカイさんに お見舞いのプレゼントをしよう！｣

チィちゃんは歌い出しました

♪松ぼっくり に
ワタの雪
ビーズを ポンっ!ポンっ!
あたまの てっぺんに〜
モールで作った お星様☆
あっという間に
クリスマスツリー🎄

クリスマスの夜遅く
サンタさんが やって来ました

プレゼントを置いて帰ろうとしたサンタさんは､机の上に お手紙と可愛いクリスマスツリーを見つけました

チィ
『はやく げんきになってね チィより』

サンタさんは ニッコリ
寝ているチィちゃんをヨシヨシしながら

サンタ
｢ありがとう！チィちゃん 大スキだよ ｣

と言って大事そうに お手紙とプレゼントを抱えて帰って行きました