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2/1-2/8 東京へ。

2月1日(木)雨

今日はあんまりいい思い出がない、どちらかといえば絶対に行きたくない街へ行ったんだけど、道中考えてたことは、いつかの過去よりもこれからの未来の方が長いわけだから、その街でおいしいものを食べたり飲んだり、新しい場所を発見したり、楽しい思い出を積み重ねていけばいいんだな、と。
過去は変わらないけれど、先のことはわたし次第でどうにでもなる、はず。珍しく前向きな感じで運転してた、200km。
(Threadsより転機)

この日はお昼を食べる時間が取れず、帰福する前にコンビニに寄っておにぎりを食べた。

2月2日(金)晴れ 暖かい

今日も外出。連日の長距離運転は疲れる。
今の会社に入社した頃はもっと遠くへ行かされていて、下手したら1週間で600km近く運転していた時もあった。次に転職をする時は、長距離ドライバーも選択肢の1つかも、と本気で思えるぐらいにはしんどかった。

月曜日からの出張準備が何もできていない。


2月3日(土)雨 ずっとあめ

子どもの習い事に付き添ったり、買い出しをしたり、ごく普通の土曜日。
出張の準備をせねば。


2月4日(日)晴れ曇り 時々雨

家族でKing Gnuのライブへ。
勉強不足のため知っている曲が前半で終了してしまい、後半はスタンド席に座ってぼんやりと聞くことになってしまった。反省。
ドームのライブは初めてで、知っていたけれどとても広く、野球観戦とは全く違う見え方だった。
歌って動いているKing Gnuの人たちがマジで小人のように見えて、本当にライブだったのだろうか?と、現実味を感じないまま会場を出た。

帰宅し、録画した大河ドラマを見ながらもつ鍋を食べる。明日からの出張準備をせねば。


2月5日(月)福岡は大雨 東京は大雪

今日から木曜日まで東京出張。子どもと暮らすようになってからの3泊4日は初かもしれない。
東京大雪の影響で飛行機遅延。飛んでくれるか心配だったけれど、ちゃんと東京まで運んでもらったのでよかった。午後の遅い便にしていたら欠航便にあたったかもしれない。
機内で読みかけの『羊をめぐる冒険』上を読んでいたけれど、揺れがひどくて酔いそうになったので中断。
今日は移動日なので、作業はなし。東京勤務の先輩たちと飲みに行く。大雪の中、ホテル近辺まで来ていただき感謝。

まさかこんなに降るとは


2月6日(火)雪 道路凍結

東京2日目。本日から某マンションのライブラリーに書籍を陳列する作業。
今回の仕事、今期の業務で一番重くてプレッシャーしかなく、つらい。
昨日は大雪、今日は道路がツルツルで歩くことが大変すぎて、天気にも見放されているわ、と暗い気持ちになってしまう。
でも、とにかく仕事をせねばならぬので、現地へ行き作業を始める。同行をしてくれた、上司と先輩の協力によりペース良く作業が進む。
お昼は町中華でかた焼きそば(エビ)。

毎日通いたいぐらいメニュー豊富な町中華 

15時ごろ、小休憩をしようとしたところでトラブルが発生。
あああああ、と思考が止まってしまったところに、上司がサッと動き、先輩がサポートをしてくれ、わたしもやれることをせねば!ととにかく手を動かし本を棚に並べていく。
ふたりのサポートと、近隣店舗(上司の知り合いがいた、よかった)の協力によりトラブル回避ができた。本当によかった。ひとりだったら泣いてたし、解決方法をすぐに導くことができなかった。

トラブルが解決したので、先輩はお友達に会いに行き、わたしと上司は渋い居酒屋でサシ飲み。ここ最近で一番沁み入るビールだった。

牡蠣がおいしかった


2月7日(水)晴れ あたたかい

東京3日目、作業は最終日。
雪も溶け、暖かく感じる。ホテルから現地に行く道すがら、スカイツリーが見えた。こんなにも近くにあったのか。東京にきてから足元しか見てなくて全く気がついていなかった。
作業は順調に進んでいたけれど、備品が少し足りないことに気づいたため、今日も店舗へお邪魔をさせてもらう。
(印刷物が足りなかったのでした)
(福岡に戻ったらお礼の品を送らねば)

お昼にラーメンを食べ、スカイツリーを写真に撮る。

鴨ラーメン?おいしかった
スカイツリー

その後、作業はサクサク進み、15時には完了。ホテルに戻ると疲れがどっと出てぐったりしてしまったけれど、気合いで滞っていた事務作業や残務をする。
夜は出る気力がなく、ホテル近辺にあったオリジン弁当でお惣菜を買い、コンビニでビールを仕入れてひとり打ち上げをした。
この案件の残務の重さにゲンナリしつつ、とにかく書籍陳列は終わったのでよかった。(写真は上げられないけれど、思っていたよりも上手くいったと思う)

少しだけ気持ちに余裕ができたので『羊をめぐる冒険』上下を読み進める。明日は帰るだけなので夜更かしをし、読めるところまで進める。


2月8日(木)晴れ あたたかい

東京4日目、最終日。
ちょっと前のわたしだったら、自由時間を捻出して書店巡ったりしたはずなのに、今回はその気力が全くなかった。タスクで頭がいっぱいだったせい?それとも加齢?
そして今回の出張では、初日以外は誰とも約束をしなかったし、誰にも「東京へ行く」と言わなかった。

とりあえず一刻も早く福岡に戻りたくて、お昼の便で帰福する。
機内で『羊をめぐる冒険』下を読了。次は『ダンス・ダンス・ダンス』を読む予定。


村上春樹の小説に出てくる主人公『僕』は、平凡に暮らしているはずなのにいつの間にか大きな渦に巻き込まれてしまう。『僕』のすごいところは、目の前の事柄を「やれやれ」と受け入れること。渦に巻き込まれても、日々をシステマチックに過ごすことを怠らないこと。喪失から逃げないこと。

今回の出張に伴う業務のことをずっと考えていた。
どうしてわたし?
なぜわたしが実行者なのか?
なぜ?なぜ?

考えても答えは出ないし、目の前に置かれたタスクをただただこなすしかないことはわかっている。でもずっと考えていた。
わたしも『僕』のように渦にのまれてしまっても「やれやれ」と受け入れていくしかないのだ。システマチックで退屈な日常を過ごし、時々渦にのまれる人生。

大学生だった頃に初めて村上春樹を読んだ時は、そんなこと考えもしなかったのに、20年以上経って、あの頃よりもすり減ってしまったわたしには、若かった頃よりも彼が紡ぐ話が「しっくり」とくる。


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