見出し画像

瞑想の効用

瞑想の効用

自分の心を管理するのは難しい。 

1秒1秒、さまざまな思いが、心の中を通り過ぎるが、 色々な思いは、心に多種多様な気持ちを生じさせる。

嬉しい気持ちだったり、悔しい気持ちだったり、妬ましい気持ちだったり、悲しい気持ちだったり、 焦る気持ちだったり、 目まぐるしく変わる感情を、冷静に管理するのは至難の業だ。

人生の第四幕目で、自分の心の動きを、落ち着いて観察している自己の存在に気がついた。

今までのように、 毎分変わる、自分の感情に、振り回される回数が少し減った。

自分の感情を客観的に、冷静に見ている自分もいる事に、遅まきながら、気がついたのだ。 

基本的に健康であり、しかも時間だけは十二分にある分、下手すると、頭の中では多様な考えが生じて、その結果、感情に振り回される事になり易い。

「生きている」と言うことは、 心が無限に活動している事でもあり、それに釣られて、多種多様な感情の到来ともなる。

東洋では、歴史的に、瞑想の大切さが強調されていた。 

明治以降、西洋化の道を歩んできた日本で27年間を過ごし、生まれて初めて自分の責任で、西洋での生活を始めた。

西洋の脳科学の進展は目覚ましい。  

脳神経細胞を研究していると、究極的に心の問題に突き当たるようだ。

アメリカやイギリス、ヨーロッパでも、瞑想法は今や正規の学問の一部として取り上げられている。 

現代の教育、人材育成、個人の鬱病改善、その他にも応用されている時代だ。  

もはや、禅宗のお坊様達の専売特許ではない。

誰でも、何処でも、 瞑想法を取り入れて、より良い人生を味わう事が可能になろうとしている。

技術の大躍進と、瞑想の広がりと言う事実の表裏一体が、同時に、人類を未来に導いて行くのかも知れない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?