映画レビュー(96)「シャイロックの子供たち」
先行する同名小説(池井戸潤・2006年)の世界を使い、完全オリジナルストーリーで作られた経済犯罪ストーリー。脚本も池井戸潤がやってるだけあって面白い。
二時間超の作品だが、ラストまで引っ張られた。後半からの巻き返しが正に「倍返し」で、思わずニヤリ。阿部サダヲが正に適役だ。
銀行の内部がリアルで、これは作者が元銀行員だったせいもある。担保の譲渡の「儀式」などすごくリアルで、引き込まれた。
騙し騙されの駆け引きがスリリングで、池井戸節って本当に面白いなあ。
「シャイロックの子供たち」
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