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有明の夜に想ふ/連載エッセイ vol.36

※初出:知事認可・岩手県カイロプラクティック協同組合発行、「ほねっこくらぶ通信 vol.38(2007年2月)」掲載(原文ママ)。

親愛なる読者の皆様、あけましておめでとうございます。
毎度の事ではあるが、この通信が配布される頃には『今更感』アリアリなのは承知の上、何卒ご容赦頂きたい。

さて皆様は2007年のお正月、如何様に過ごされたであろうか?

私はある事情により、例年に比べてだいぶ穏やかな日々を堪能させて頂いた。
(因みに現在は、間もなく『三箇日』が終わる頃合である。)

大晦日には大好きな赤ワインを呷り、ジムボール(エクササイズ用の大きなゴム製のボール)に跨った状態で新年を迎え、その直後にバランスを失い『独りバックドロップ状態』で後頭部を床に強打しながらも、『お~、新年早々ネタが出来た』とTVに次々と登場する若手芸人張りの根性でほくそ笑んだりしていた。

(但し、その姿は想像しないで頂きたい…怪し過ぎるんで…頭擦りながらニヤニヤしているのである…30過ぎの大男が…逆立ち状態で…。)

三箇日も、敢えて仕事そっちのけで久々に曲作りに没頭し、気が付いたら左手指先に『ギターだこ』を拵えつつ数曲仕上げている始末、まさに『新年バンザイ』である。

(つまりこのエッセイ執筆が今年の『初仕事(?)』という事になる訳だ。)

何故にこんなにも『緩い』正月を過ごしているのか?

それはズバリ、恒例の『アメリカ研修』が例年より1ヶ月、繰り下げられているからである。
そう、あの『パーカーセミナー・ラスベガス』の開催が今年は2月なのだ。

勘の良い読者の方であれば、その理由はもうお気づきであろう。

昨年11月、日本初どころか、アジア初、そしてカイロプラクティックが法制化されていない国での開催自体が初めての試みである『パーカーセミナー・ジャパン』が、通常の年間スケジュールに割り込んで実施された事が大きく影響したのだ。

つまりパーカージャパンが日本と世界のカイロ業界にとってそれ程の『歴史的一大イベント』であったといえる。

当然私個人としても、このパーカージャパンは感慨深いセミナーとなった。

前夜祭で『M.C.Tony』として華々しくインターナショナル司会デビューした事
(何故に『Tony』かは『ほねっこ通信vol.32』参照)、

オープニングアクトの『Super Stormy Girls』の紹介を急遽当日に依頼され、リクエスト通りに『DJ声色』で喋ったところ、余りにも堂に入り過ぎていて、誰も私がやっていた事に気づかず逆に寂しかった事、

聴衆のリアクションが薄い時には必ずスピーカーから『Tony!!』と振られてステージに上げられる為、周りの一般参加者からは『正体不明のエイジアン』として認知された事などなど、

『おいしい』エピソードは枚挙暇が無い。

ただその中でも特に私が嬉しかった事は、自分のクリニックから、スタッフのカイロプラクター、CA(カイロプラクティックアシスタント)、そして患者さんまでもが一緒にパーカージャパンに参加し、この素晴らしい時間と空間を共有できた事である。

院を(況してや岩手という地域に)構える者として、私は本当に恵まれている人間なんだなぁ、と実感した有明の夜であった。

(またこの裏では、当組合の理事約2名がスタッフジャンパーを羽織り、2日間奔走してくれていた事実をここで付け加えておく。)

さて、次号はいよいよ恒例の『アメリカ研修』ネタの登場である。

今年は如何なる事件が待ち受けているのか?
無事に入国できるのか?
(連載史上、珠玉の名作との呼び声高い『ほねっこ通信vol.15「ブルーラインズクラブへようこそ」』参照!!) 

乞うご期待!!
(『煽り文句』で終わるエッセイって一体…)


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