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骨盤を開閉する

前回に引き続き骨盤の話。
骨盤は、3つの骨が集まってできていて、継ぎ目で動けるという話でした。

動かせる量は大きくありませんが、運動の自由度がちょっと上がります。

・骨盤を開閉する

前回、骨盤が蝶のように羽ばたくと書きました。
足を止めたまま骨盤を開く場合、考えられる効果は2つあります。

1つは、足の外旋が大きくなること。
バレエなどで、足を外旋する人に有効です。

2つ目は、重心の位置の変化。
骨盤を開くと、脊椎の下端にある仙骨が前に押し出されます。閉じると後ろに引っ込みます。
重心が前後にズラせるので、それでバランスを取ったり動き出しを助けたりする効果があります。

・骨盤の開閉

①開くとき
武道や禅で「肛門を引き上げる」という表現をしますね。
ここではヘソの方向へ向かって引き上げます。
立った状態で引き上げてみて、重心が移動してゆくのがわかれば成功。

②閉じるとき
お腹の皮膚を左右から内側に向かって引き締める感じ。
身体が後ろに落ちる感じがしたらOK。

この手の感覚は人によって違うので、このイメージではうまくいかないかもしれません。
とはいえ、動くことさえわかっていれば試行錯誤でどうにでもなります。

・大事なのは「動くと知る」こと

この動き、自然にできている人も多いです。
そんな人にとっては「何をいまさら」の記事です。

とはいえ、自然に使えていない人にとっては、これも新しい可能性の扉になります。
大事なのは、この部分も動くと知ること。
それだけで、動きが変わってきます。

・八起堂治療院ホームページ

施術のほか、古武術や運動理論の話が好きな人も、お気軽にご連絡ください。

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