「蚊の命」と「犬の命」

命に優劣はあるのか?

そう感じざるを得ないことが、先日起きてしまった。

仕事で車を運転していた時に、子供達が遊んでいた。

犬を蹴っているように見えた。

すぐに車をとめて、説教しようとした。

しかし、よくよく見ると、犬ではなく何かおもちゃを蹴っていた。

僕は「あ〜よかった」と一安心しました。

安心はしたのだけど、なんで犬を蹴っていることに注意しないといけなかったんだろう?と1つの疑問がわいた。

もし、子供たちに、
「なんで、犬を蹴ったらいけないの?みんなも蚊を殺しているじゃないか」
と反論されたらと考えた時に、
言葉につまってしまう自分がいた。

蚊よりも犬の方が頭が良いから?
犬の方が馴染みがあるから?
蚊の方が犬よりもたくさん生息しているから?

なかなか、説得できそうな言葉がみつからない。

命に優先度をつける時ってどんな時だろうと考えを巡らせてみた。

介護施設で災害が起きた時の、介護職員の命と利用者の命
災害時の助かる確率が高い人の命とそうでない人の命
出産トラブルの母親の命と生まれてくる子供の命

これらに正解はない。

その時の状況や当事者の価値観で変わってしまう。

それなのに、
犬の命は蚊の命よりも大切となぜか思い込んでしまっている。

僕の中で、1つの答えがでた。

良くも悪くも、
きっと主観的な感情で命の大切さに順位をつけている。

蚊を愛している人にとっては、犬の命よりも蚊の命が大切だ。

その対象者や生物が“その人”にとって、
どれだけ大切なものと認識されているかで変わってしまうということではないかと思う。

命は全て尊いということは大前提である。

しかし、みなさん
僕と安倍総理が同じ危機に立たされているなら、どちらを助けるだろうか?

きっと安倍総理だろう。

全体をみると、僕よりも安倍総理の方が国に与える影響は大きい。
優先されなければならないと思います。

きっと「命」に関する議論は、トロッコ問題のように意見が別れるはずです。みなさんの意見も聞けると嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?