【詩】ミモザの頃 53 薄楽俊 2024年3月7日 19:44 ミモザの頃 ミモザの頃用心しなければならない 今日が無事なのは 川面がひかりをはじき鳥の声がきらめいているからなのだ 朝からのこの道には ささやかな三月の平穏がながれ 午後のいつもの公園につづいている そこには昨夜の褥しとねの春雷はなく ミモザの匂いの記憶があの噴水にたちあがるやわらかなはるのうれいああ 喪われている現在 恋は剪り時がむずかしいのだ #詩 #現代詩 #自由詩 #詩のようなもの #ミモザ #花 #春 ダウンロード copy #詩 #花 #現代詩 #自由詩 #春 #詩のようなもの #ミモザ 53 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート