減量体験記6 体重増加の影響

自宅で静養すること1年半。
その間に起きた変化は「体重が40キロ増えた」です。

その結果、病院での血液検査で、数値のほとんどが基準値をオーバー。データから肝臓の機能が低下していることは明白。いわゆる“脂肪肝”状態。

肝臓は多機能かつ重要な器官で、代謝、排出、解毒、体液の恒常性維持などを担当。その機能が鈍ると毒が体外に排出できず、結果として、「疲れやすい」「疲れが抜けない」「消化不良」などを引き起こします。

僕は一切アルコールを飲んでいなかったので、診断の結果は「肝機能障害」。悪化した場合「非アルコール性脂肪性肝炎=NASH」になっていたかもしれません。(恐らくウイルス性肝炎では無いだろう、との診断でした)
メンタルクリニックの担当医の薦めで内科を紹介され、そちらにも通院することに。一時は抗欝剤と肝臓の薬をあわせて服用していました。

※肝機能障害は、肝炎、肝硬変、肝臓癌への進展も考えられる地味に怖い症状です。

治療の基本となるのは、食生活の改善と運動。
要は「薬は気休めだから、ダイエットしろ」ということ。
疲れやすかったのは、うつで気力が萎えていた&体重が増えた&体力が落ちただけではなく、肝臓の機能が低下していたことも原因だったようです。

尻に火がつくまで(身体を壊すまで)、自分の生活を省みないというのも実に情けない話ですが、手遅れになる前で良かった、とも思います。

この時から、僕の、ダイエット方法の模索が始まりました。

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尻に火がつくまで(身体を壊すまで)、自分の生活を省みない──これは健康に限った話ではなく、何に対してもそんな心の姿勢だったのではないか。自分のことが一番見えていないのは、自分自身なのではないか。そんなことを思います。 (記 2019/02/23)

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