減量体験記12 PDCAサイクル2

 1. Plan(計画)
 :従来の実績、将来の予測などから業務計画を作成
 
 2. Do(実施)
 :計画に沿って業務を実行
 
 3. Check(点検)
 :業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認
 
 4. Act(処置)
 :計画に沿っていない部分を調べて対処

(この4段階を順次行い、1周したら最後のActを次のPDCAサイクルにつなげ、螺旋を描くように1周ごとにサイクルをスパイラルアップさせて継続的に業務改善。この考え方に基づき、過去の減量を振り返っています)

 ■ Check(点検)

無計画だったことは一旦置くとして、実施したにも関わらず、失敗した体験を振り返ってみました。

クッキーやウォーキング、プールに関しては、とりあえず挑戦してみて良かったと思います。成功事例より失敗事例の方が学べる事は多いもの。「この方法は、自分には合わなかった」というのが分かっただけでも、得るものはあった、という考え方です。

例えば10の減量法があり、そのうちの1つが自分にとっての正解だったとします。
僕はそのうちハズレを4つ引き当てた。
ということは、残り6つのどれかがアタリということ。
見込みが甘くてもいい。
自分にご都合が良くたっていい。
最も良くないのは、過去の失敗体験に支配され、現実を変えようとする前に自分の可能性を諦めてしまうこと。たとえ誰に諦められても、自分が自分を諦めなければ、それが行動するエネルギーになります。

むしろ僕のように、他からの指示や強制を好まないタイプは「いかに自らを奮い立たせるか」が全ての鍵。

目標を達成するために必要なのは「楽観的である」こと。
これは僕が社会で身を以って学んだ、恐らく最も重要なことです。

個別のケースをCheck(点検)してみます。

 【クッキーダイエット】
食事制限(摂取カロリーの制限)という考え方は間違っていないはず。
問題は「極端すぎた」ということ。
膨らんだ胃を縮めるには時間がかかります。

課題は「いかに低カロリーで満腹感を得るか」。
また、「自分が美味しいと思える物でなければ、食べ続けようと思えない」ことも分かりました。

 【ジョギング】
運動量の増加(消費カロリーの増大)という考え方は間違っていないはず。
問題はこれも「極端すぎた」ということ。
僕は過去のアルバイトで、腰を痛めたことがあります。
静養中のある時期から腰痛が復活し、整骨院へ行ったところ「全身の筋肉がナマコみたいになってる」と言われました。寝たきり生活で全身の筋肉が衰えていた、という意味でしょう。そこに、急なウォーキング。これでは身体を壊すのも当然。無理をして、健康を害するのは本末転倒ではないでしょうか。

 【プールウォーキング】
ジョギングの欠点を補った、ある意味正解と言えそうな方法でした。
問題は「通うのが面倒くさい」(自宅から自転車で20分)ということ。
甘えているのは分かってますが、こちとら心が折れて自宅に戻ってきた半病人です。それをつかまえて「意志だ気合だ根性だ」と言われても「あ、はぁ。頑張って下さい」な訳です。

「理に適っていても、ハードルが高いと続かない」
このことを、身をもって味わったケースでした。

 【振動ベルト】
そもそも最初から効果のほどは怪しいグッズ(失礼)かと。
そして、見込みが甘かったです。
自分の腹周りを過小評価していました(笑)
ただ、その後お腹に巻けるようになってからは、毎日インターネットをしながら振動させていました。このベルトのみで痩せた訳ではないので具体的な効果は不明ですが、それでもこれを使ったから今の自分がある、とは言えます。

ここでは、継続することの大切さ、そして続けるためには「気軽さが重要である」と学びました。

 【軽作業アルバイト】
あちこち歩き回りますが、物を持っている時は立ち止まります。
そして物を持ちあげる、担ぐ、別の場所に置く、というのは、主に上半身と体幹の運動になったのかと。有酸素運動&軽度なウエイトトレーニングの混合と言える気がします。最初はとても辛かったですが、頑張れば持てる重さの荷物だった。これが幸いした、とも言えるでしょう。

自由時間に行う自主的な(=強制力の無い)運動ではなく、「開始と終了時間が決まっている」「対価が発生する」「人目がある」という環境も続けることに一役買ったと思います。

また、当時は午前~昼過ぎまでのシフトだったため、自然と夜更かしをしなくなりました。決まった時間に朝食をとり、運動し、風呂に入り、疲れた身体を休める。当たり前と思っていた、規則的な生活をすることの大切さ。本当に無理だと感じていたら、辞めるか、勤務日数を減らして貰ったでしょう。それに耐えうる程度まで、精神と身体が回復していたというのも幸運でした。

自分で自分を律することが難しいなら、そういう環境に飛び込んでみるのも一案。その決断と踏ん張りがもたらした結果(3ヶ月で-11kg)だったと思います。

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今(2019/02/24)あらためて読み、当時を振り返っても、思うことはほとんど変わりません。次は理想とする減量法を模索した日々について。 (記 2019/02/24)

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