減量体験記2 薬

体重が増えたと思われる要因を、当時を思い出しつつ、分析してみます。

 体重増加要因 その1 薬

発病直後、薬は朝昼晩、三度の食事後に数錠でした。経過によって、まずは錠剤数を段階的に減らしていき、その後、朝晩のみの服用に。静養期間と薬の服用期間が長くなるにつれて症状が安定してきたため、医師と相談の上、錠剤数を減らしたところ、再度ぶり返した時期もあります。再び錠剤数を増やして経過をみることに。回復が目に見えない病気の厄介さを感じました。

通院は、車の後部座席に座り、親による送迎。
気分のよしあしに関わらず、決定事項として外出するのは、二週に一度の通院のみ。これも待ち時間が長いし、頭痛と眠気はあるしで、とても面倒だった記憶が。自主的に近所のコンビニへの買い物、天気がいい日の散歩などをするようになったのは、実家に戻ってから2か月ほど経ってからでしょうか。

地元のメンタルクリニックで医師から告げられたのは、「処方している薬には、女性ホルモンに似た物質が含まれているため、副作用として体重が増える可能性がある」ということ。
「うちの母も心の病で薬を飲み続けていて、前より5キロは太ったかな」という、友人の話も耳にしていました。(同じ薬かどうかは未確認)

体内の女性ホルモン量が増加し、体重が増える?
食べたものを脂肪として蓄積しやすい体質になる?

体内で起こっていることなので、詳細はわかりませんが、これも太った遠因の一つと予想しています。

また、薬の副作用かどうかは謎ですが、眠気は常に感じていました。睡眠導入剤も処方されていましたが、飲まなくても寝られたため、あまり服用せず。

※この文章を書いた2010年5月当時も薬の服用は続いていました。

***

何もしていなかった、何もできなかった時期が続いていたと思います。「思います」というのは、あまりこの時期の記憶がないため。一度、睡眠導入剤を飲んで横になったら一瞬で意識がなくなり、夢を見ることもなく、目覚めたら十時間くらい経っていたので、怖くなって飲むのをやめてしまいました。あまり薬を飲む習慣がなかったので、効きすぎたのかも。とはいえ、治療には深く長い睡眠が必要だったのかも知れず、当時の自分のふるまいが正解だったかどうかはわかりません。

2019/02/23現在、うつ病の薬も、睡眠導入剤も服用することなく元気に過ごせていますが、発病前に比べて、睡眠が浅くなりました。(長時間、寝つづけることができない、アラームより先に目が覚めるなど) 最近(2019/02月上旬)になって、やっと長く寝られるようになってきました。振り返って考えると、あの判断は不正解だったのかな。 (記 2019/02/23)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?