減量体験記28 減量は算数

僕は減量を「算数」と捉えている面もあります。
数学ではありません。「算数」です。

おさらいになりますが、人が単に生きているだけで消費するカロリーが「基礎代謝」です。これは呼吸や内臓の活動によるもので、特に運動をしなくても消費するカロリーを意味します。
肉体の維持費、みたいなものでしょうか。
この基礎代謝よりも多くのカロリーを体内に摂取すると、消費できなかった分が非常用のエネルギーとして体内に蓄積されます。それが脂肪。

 式にして比較すると

基礎代謝 < 摂取熱量 = 脂肪蓄積
基礎代謝 = 摂取熱量 = 現状維持
基礎代謝 > 摂取熱量 = 脂肪消費

 具体的な数字を入れてみましょう。

基礎代謝   摂取熱量
1700kcal < 2200kcal  = 500kcalの余剰蓄積
1700kcal = 1700kcal  = ±0kcal 使い切り
1700kcal > 1500kcal  = 200kcalの脂肪消費

数に関する学は不要。
数を算(かぞ)えるだけ。
ゆえに「算数」です。

摂取熱量を減らす=体内に摂りこむ食べ物の熱量を減らす=食べる物の量を減らす、となるのは自然の流れだと思います。

※理論上「摂取する熱量が減りさえすれば、量を減らす必要はない」とも言えますが、現実には「摂取カロリーを減らす=食べる量を減らす」という所に落ち着くと思っています。極端な話、お腹がはちきれそうな程に食べても、摂取カロリーが0なら太りません。むしろ痩せていくことでしょう。

ただ、そのような食べ物があるのかどうか。その食べ物の栄養価は。費用は。美味しさは。容易かつ安定して手に入るかどうか。満腹になってから、空腹を感じるまでの時間は。もしご存知なら是非教えて頂きたいと思います。僕は「注文の多い飲食人」なので。

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その後「カロリーは目安の一つである」という見解を知り、そこまで絶対視することはなくなりました。とはいえ「目に見えない体内の変化を把握する上で、摂取カロリーや消費カロリーは一つの指標になる」という考え方は変わっていません。
「体重」「体脂肪率」「体脂肪重量」「基礎代謝」「筋肉量」などの他に、「ウエストやヒップ、太もものサイズ」を計測・記録し、「正面・背面・横向きの身体の写真」を撮影しておくと、さらに細かく自分の変化を比較・分析することができると思います。 (記 2019/03/10)

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