減量体験記24 小旅行2

秋田に一泊した翌日の晩、夜行バスに乗り、東京へ。
翌朝、池袋に到着。滞在時間は正味30時間ほどのショートステイ。それでも久し振りの東京は懐かしく、相変わらず刺激的でした。

夕方、東京にいた時の姿を知っている友人と会いました。

「そういえば、全盛期(120kg)から20kgも痩せてる!成果でてるよ!」

内心、そんな事を思いながらの再会です。

さて、そのリアクションは?

……相当ビックリしていました(笑)

最初、僕と気づいていなかったかも?
無理もありません。最後に会った時から、20kg以上増えてる訳ですから。(東京にいた時は76~78kg)

両親は毎日顔を会わせているため、僕の変化に疎い。職場の人達には、最初から「120kgの新人」として認識されている。実家での生活は「過去の自分と現在の自分を比較した上での意見や感想を言ってくれる人が、ほとんどいない環境である」ということに改めて気づかされました。

正直、悔しいとか腹立たしいとは思いませんでしたが、「よーし、いっちょ本気で痩せて、次に会う時、またビックリさせてやるか」という、遊び心みたいな感情が芽生えました。

特に最終目標を決めていなかった減量に(近い目標として100kgを99kgにはしたかった)「二十歳の時の体重・70kgを目指す」というゴールが設けられたのもこの時。

この再会から「過去の自分を知っている第三者による、客観的な評価を知ることができた」と思っています。

そして帰宅したら、教科書にして地図である『いつまでもデブと思うなよ』を再び熟読しよう、と決意。

今考えると、色々な面で実りのある小旅行となりました。

***

自分の耳に逆らうこと、わかっていながら先延ばしにしていることなどは、思わず「聞きたくない!」と突っぱねてしまいがちですが、僕の全身(容姿)を見てきた時間は、僕自身より、仲のいい友人・知人の方が長いわけです。さらに「久しぶりに会う」というのも、衝撃度を増した要因でしょう。「過去の記憶(イメージ)と現在の姿を照らし合わせた上での感想」は、僕と毎日会っている家族、三桁になってから出会った職場の人からは、聞くことができないもの。気をつかいつつ、それでも感じたこと、思ったことをいってくれる相手がいる。これはとてもありがたいことです。

久しぶりの東京は(脂肪増加も手伝って)とても暑かったため、到着してすぐに鼻緒型のサンダルを買いました。そして次の日。足の甲が痛い。見ると鼻緒と足の甲がこすれて皮がむけ、血がにじんでいました。絆創膏を貼って応急処置したことを覚えています。

その後、痩せてからも同じサンダルを履き続けていたんですが、いつの間にか鼻緒と足の甲の間はスカスカになっていました。

この経験から知ったこと:体重が100kgになると足の甲も太る
(記 2019/03/06)

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