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母親との関係に苦しんでいた私の話。

前回のnoteで、友人から共感のコメントを頂きました!嬉しかった〜。読んでくれた皆さん、本当にありがとうございます。

前回はチラッと触れた程度だったけど、母と娘の関係って、悩んでる人が意外に多い…私自身もずっと悩んでいて、ここ最近になってやっと母に対する自分の思いが整理出来ました。

今では母と、気持ちが通じ合えています。心の底から、母には感謝しています。その経緯を、今回はじっくり(長いかも。笑)お話しさせて下さい。

・負の連鎖を断ち切る勇気
・自分の中にいる「子ども」の声を聴く
・心の歪みを解きほぐす
・最後に残るのは、感謝

負の連鎖を断ち切る勇気

母子関係をゆくゆく紐解いてみると、私の母親自身も母親(私の祖母)との関係で悩まされていたし、その母親(私の祖母)もそのまた母親(私の曽祖母…もうええわ!笑)との関係に確執があったり。

まさに、負の連鎖。

私の夫のFacebookにコメント下さった方が、

お母さんとの関係性の中で自己肯定感を否定されている女性はとても多いです。

と仰っていたように、母子関係で悩んでる方って実はとても多いみたい。そして、逆も(父子関係)しかり。

この同性の親との関係性について、心理学の世界では、エディプスコンプレックスという言葉で表現されたりするのですが、その語源はギリシャ神話…
神話として残される程、昔から人類が悩んできた問題ってことなのかな…と思ったり。

これに関して、私が自分の経験を踏まえて言えることは、

・自分が何を我慢してきたのか
・自分が親に本当は何をして欲しかったのか

を、ひたすら掘り下げていくしかないということです。

代々続いてきた負の連鎖から逃れたいのなら、自分で断ち切るしかないってことです。厳しいけどね…
(関係を断ち切るのではなく、自分の負の感情を清算するということ。)

自分の中にいる「子ども」の声を聴く

私が当時毎日一緒にいた家族は、他でもない夫と息子。(下の娘は妊娠期〜新生児期で、直接的な影響は無し。)

彼らに対して日々、突然溢れてくるイライラをどうやって止めればいいのかわかりませんでした。

そんな中、たまたま夫から勧められて読んだ「エンジニアリング組織論への招待」の一節が、心に響きました。

「怒り」に変わる感情の、その原初的な思いは、傷つけられたことによる「悲しみ」

つまり、私の中にいる「満たされなかった子ども」が傷つけられて(正確には、満たされなかったことを何かの拍子に思い出させられて)悲しんでいるから、怒りの感情が湧いてしまう。
その悲しみこそが、根本的な原因のように思えました。

私の心の奥底にいる「満たされなかった子ども」の声に、耳を傾けてみる。

私自身の心の中にいる子どもは、何が満たされなかったと思っているのか?悲しみの原因はどこにあったのか?を紐解いていき、向き合わざるを得ませんでした。

心の歪みを解きほぐす

夫との喧嘩の話は前回のnoteでも触れましたが、息子の子育てでもたくさん悩みました。
一番大きかった壁は、息子に怒らないようにイライラを我慢していた時に、「何で私ばっかり我慢しないといけないんだろう?」と感じてしまったことでした。

今にして思うと、この壁は大きな2つの心の歪みから来るものでした。

1つ目は、「何で私ばっかり我慢しないといけないんだろう?」という歪み。

これはまさに、自分の中にいる子どもが、「私は親に対して我慢してきたのに、この子は我慢しなくていいの?ずるいよ!」と言ってきていたわけです。
その声に耳を傾けて、何を我慢してきたのかを紐解く…なかなか難しい道のりでした。

2つ目は、「息子に対する怒りの感情を我慢する」という歪み。

怒りの感情が湧いていることを、無理やり押さえつけることが心を歪ませます。それは対症療法で、根本を解決しないといつまでもイライラは止まりません。
「私はイライラしているな。何が嫌なんだろう?それはわざわざ息子に怒らないといけないことなの?」と、自分の気持ちを眺める。

同時に、息子にはどんな風に育ってほしいのか、そのために自分が出来る働きかけは何かを、自問自答し続けた結果…
ファーー!!!(初回note参照)となりました。笑

こんな風に、自分の心を紐解いて初めて、自分が親に対して本当は何を望んでいたのか、何が満たされなかったのかが見えてきます。

それを踏まえて、改めて親に思いをぶつけるのか、見切りを付けて他の人と唯一無二の関係を築いていくのか。その道を自分で選ぶと、一歩前に進めるんじゃないかな?と思います。

最後に残るのは、感謝

初めてのnoteに書きましたが、私は最終的に、「子どもの幸せが私の幸せ」という人生のゴールに辿り着きました。
その時、あんなに許せなかった母に対して、感謝の気持ちが心の底から湧いてきたのです。

母自身も、母親(祖母)との関係で悩み、負の連鎖に縛られて苦しんでいた。だけど、母は祖母を反面教師にして試行錯誤しながら、私に精一杯愛情を注いでくれました。

そのことを、私は本当は知っていたんです。

母のおかげで、私はまだ若くて子どもが小さい今の時期に、負の連鎖から解き放たれた。そのことに、心の底から暖かな感謝の気持ちが湧いてきました。

こうして記事にまとめると美談みたいになってしまうけど、渦中の時にはそれはもう悩んで混沌としてました。何回も母と喧嘩したし、泣かして泣かされて、お互いに自然と距離を置いたこともありました。

でも、母に心の底から感謝できたから・・・先日、私の誕生日の時に自然と、「私を産んでくれてありがとう」と母に伝えることができました。

…はー、長くなりました。語っている方はいいけれど、ここまで読むのは疲れましたよね??肩たたき券を贈呈したい!笑

悩みの中身は人それぞれですが、あなたは決して一人じゃないよ!という思いが伝わったらいいな。と思って、一生懸命書きました。
伝わりづらかったところは、コメントなどなどで質問していただけたら嬉しいです。そして、少しでも前に踏み出すヒントになったら、本望です。

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