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8月4日って何の日?

 けさ起きたら、フィギュアスケートの「羽生結弦さんが結婚した」というニュースが大変な勢いでバズっていた。相変わらずの人気者ぶりである。

 そういえばきのうは藤田ニコルさんが結婚したというニュースも流れてきていた。「あれ?8月4日って“いい夫婦の日”とかだったっけ?」と考えたが、あちらは11月22日なのだった。

 「結婚ラッシュ」として記事にまとめているところもある。どうやら昨日は「一粒万倍日」「天赦日」「大安」が重なった“最強開運日”だったということらしい。

 ふーん、現代っ子(死語だな)の典型のようなニコルがそんなものを担いだのがいささか意外だな。

 それにしても大安はともかく、「一粒万倍日」「天赦日」ってそんなに昔からみんなが気にしていたのだろうか?少なくとも私は近年までほとんど聞いたことがなかったぞ。というか「天赦日」を知ったのは、まさに今朝なのである。これは「節分の日に太巻きをまるかじりする」という風習が21世紀になって急に広まったのにも近い感覚。つまり「どこかで誰かが商売として煽っている」のかもしれないな。

 こうした信仰・習慣・風習を「迷信」と断じるのは簡単だ。しかしみんながそれを楽しんでいるのであれば、それは無粋というものだろう。私が報じる仏教も、無関係の人から見れば「迷信」なのだろうし。

 羽生さんについては、自身のSNSへのアップが午後11時11分だったという「こだわり」もあるのだそうな。

 かつてはこうした深夜の「駆け込み発表」の背景には、どこかの社がスクープしたからそれを半ば追認するという事情も多かったものだ。

 そんな時間に飛び出してきたネタ。「夜ニュースの担当者は、さぞやバタバタしたんだろうなあ」と同情する。

 というか、これってそんなに大騒ぎすべき「ニュース」なの?
(23/8/5)

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