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デザイナーに上手にお願いする方法Vol.3〜依頼前の下準備サンプル集め〜


まずは自分が望むデザインのサンプルを集めよう

前回は誰を選ぶかを、関係性目線で書きましたが、
今回は目指すべき方向性目線というところで、お話したいと思います。

いよいよ誰かデザイナーさんに声をかけよう。思った時にすべき事は。
自分がどういうデザインを欲しているかを考える事です。

デザインを伝える上で必要なのは
「リファレンスを集める事です」

デザインに接している人は必ずこの行為をまず行っています。ネットなどで、目指したい方向性のサンプル画像等を集めていきます。

デザイナーさん自身も、世の中にある事例や、自分の作品などから参考写真を集め最初の打合せに持ってくる事がほとんどです。
いきなり自由にデザインをお願いしますといっても、デザイナー的にはとても困る事になるのでお互いの好きや方向性を、お金や時間をかけない方法で擦り合わせる事が大切です。

デザイナーさんによっては、ここからがお金がかかり、ここまでは掛からないというラインがあります。

リファレンスを集めて相談するまでは、お互いのご挨拶に近いかたちで、お金が発生しない事もままありますのでまずはいきなり依頼するのではなく、目標を擦り合わせる事をした方が良いかと思います。

デザインの参考写真を集めるサイト

空間系のリファレンス集めで一般的に使う人が多いのは
Pinterest

このサイトの活用はリファレンス集めの最初の一歩になるかと思います。
アルゴリズムで自分が気になった写真をクリックすると、類似の写真を沢山表示してくれるので、自然と検索しなくても、似た様な画像を集める事が出来ます。
業界的にはみんな見てるので被る事が多いのが難点ですが、一般の方のとっかかりとしては十分かと思います。

この他にも海外のサイトなどを、さまざまありご自身のセンスにあうサイトをいくつかブックマークしておけると良いかと思います。

私自身も空間に携わる人間として、5つ以上はリファレンスサイトを駆使しているので、またの機会にお教え出来ればと考えております。

オンライン以外の情報収集が実は効率的


またネット以外にも雑誌や本から探すのも効率的です。
お金は掛かりますが、実はこの方法が一番良い方法だと考えています。

Casa Brutusといった大衆紙から、建築インテリアで言えば新建築や商店建築といった専門誌も良いです。
また、日本のグラフィックデザイナー図鑑みたいな、色々な人が乗っている本も
効率的で良いです。

イメージを探しに、本屋さんに行って色々パラパラめくり、気になったデザインや人をメモしておくと良いかと思います。

参考イメージを集めて、いざデザイナーさんを決めよう

イメージを集め終わって初めて、デザイナーさんの候補に目星をつけます。
実はデザイナーさんも万能ではありません。

どんなデザインでも出来る人はかなり希少な人です。
大体の人は自分の好きなテイストだったり、得意なテイストを持っています。
HPなどを見ると分かりますが、その特徴をしっかり知る必要があります。


得意じゃないテイストを依頼する事もできるとは思いますが、
やはり手数という意味で、理想に到達できない事はあると思います。
なので、きちんと自分の理想を叶える事が出来そうな人かを、HP等から見極めましょう。

これまでの通りリファレンスを探す過程で、デザイナーに目星をつける事が出来たら最高ですし、
まだ見つからない場合は、自分の理想のテイストに近い実績のある人を探していきましょう。

そうすると参考を見せるところからスムーズに仕事につながると思います。

はまも


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