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自力で断酒してわかった依存の正体とは

断酒して戦うコンビニ店長、はまとしです。

30代からダイエット目的でキックボクシングを未経験で始めました。

ハマりにハマって毎年アマチュアの試合に出場しています。

生活習慣の改善と将来の不安から、断酒を始めて3年が過ぎました。

アルコール依存予備軍だった私が、断酒をして依存とは何か真剣に考えてきました。

そこで、依存とは一体なんだったのか、なんとなく答えが見えてきたので解説します。

あくまで、一個人の見解ですので、ご了承ください。

では、いきます!

依存とは一体なんなのか


飲酒欲求は脂汗が出るほど辛かった


そもそも依存とはなんなのか、厚生労働省に記事がありましたので引用させてもらいます。

Q.依存症ってなに?

A.特定の何かに心を奪われ、「やめたくても、やめられない」状態になることです。

人が「依存」する対象は様々ですが、代表的なものに、アルコール・薬物・ギャンブル等があります。
このような特定の物質や行為・過程に対して、やめたくても、やめられないほどほどにできない状態をいわゆる依存症といいます。

依存症についてもっと知りたい方へ

ここでいう依存症とは、ギャンブルや薬物などで、やめたいけどやめられない症状に陥ることです。

なので、なにかに依存することで、自分や人を苦しめることを依存症という病気にかかったといえるのでしょう。

私は、アルコールによって生活費もほとんど使ってしまい、体もずっと太っていました。

仕事もお酒の浪費から、明日働けなくなったらどうしようと、ずっと心の不安がとれませんでした。

外見はちょっと太っている30代のおっさんで、一生懸命仕事している店長としか思われないかもしれません。

しかし、裏ではこうやってお酒により将来に不安をかかえながら仕事をしてるなど、知りえることはないでしょう。

依存症とは突発的に起きるものではなく、じわじわと人を闇へと連れていくものだと考えています。

自分の考えは実は誰かに操作されている


気づかぬうちに広告で視覚から影響をうけていた


自分の考えって意外とおおざっぱで、実は気づかないうちに人に操作されていると、怖い事実に気づきました。

なぜそう思ったのか、私はコンビニ店長と、ライターとして人に読んでもらうための文章を書いています。

コンビニではお酒を買ってもらうための売り場づくり、ライターとしては、読んでもらうためのキャッチコピーなどを考えます。

結局この仕事って「人の思考を理解し、動かしていくかということなのでは」と思うようになりました。

販売業やセールス業なども、いかにお客さんに買ってもらうかが大切です。

そうなると、視覚や聴覚などに自然とうったえかけることで、気づかないうちに自分という考えは操作されていたのです。

酒をやめて博多駅に行った時に、バスの前にビールのジョッキをもった芸能人の広告が目に入りました。

おおやけにお酒はみんなで楽しむものだと、広告をうっているのです。

しかし、福岡は飲酒運転が全国でも多い県です。この広告ははたして正しいものか疑問に感じました。

これはあくまで、断酒をした私の意見です。

お酒をやめてみて「あー自分は気づかないうちに印象操作されているんだなー」と思うきっかけになりました。

人はなにかに依存しておかないと気がすまない生き物


どうせ依存するなら人生に良い依存を


断酒がうまくいった理由も、名前にも書いてある通り、私はキックボクシングにかなり依存しています。

それは、ただ単純に晩酌していた時間を、キックボクシングをする時間に置き換えただけだからです。

また、依存になる原因として、恐怖や不安など、心配になることが多いことで、依存度が増す気がします。

コンビニ店長として、働いている理由も、生活ができないからです。

結婚をして、家族をもった理由も、将来孤独で生きていくことが怖いからかもしれません。

なんとなく、当たり前のように過ごしているなかで、自分は何かに依存しないと生きていはいけない生き物なのだと、感じることが多くなりました。

それは、断酒をして自分自身を客観的に見れるようになったおかげです。

人は良くも悪くもなにかに依存をしておかないと、心配になったり、落ち着かない生き物なのかもしれません。

依存症を考える上で大切なのこと


自分の依存を調べる上で、親や親戚、妻の考え、お酒の時代背景など色々な方面から考え、勉強をしました。

その結果、自分の考えは、なにかしら誰かに操作されているという結論になったのです。

先ほどの厚生労働省のHPで依存症とは「やめたくても、やめらない状態」を依存症というそうです。

しかし、海外のニュースで麻薬をやっている夫婦二人の話しに衝撃をうけました。

それは「自分たちが今の状況になっていることを後悔していない」という発言です。

実際にその方たちは子供もおらず、薬に使ったお金で家を買ったりもできたと言っていました。

しかし、今の生活にズルズルとなっていしまい、抜け出せなくなってしまったから、もうこのままでいいと考えているのだそうです。

この場合、やめたいと思っていないなら、依存症ではないという考えになるのかもしれません。

薬物を使う行為は犯罪で絶対に許されることではありません。

ただ、お酒も同じように国の税収、大企業の利益のために我々は印象操作されていることは悪ではないのかと感じるのです。

依存とはなくならないのです。なので自分の人生に良い方向に迎える依存を考えるほうが健全だと考えています。

依存から抜け出すにはグレーゾーンを知ること


完璧主義ダメ絶対!


断酒を始めて半年後、コンビニで働くことをやめようと思った時期がありました。

それは、自分を苦しめていた薬物を安価で売っているお店だからです。

こんなお店で働くのはいけないことだ、お酒の売り場や発注をしている私としても、真剣に退職を考えた時期がありました。

しかし、それを言ってしまえば、世の中そういった理不尽なことってたくさんあります。

もうそんな世の中で生きていかないといけないと、むしろ割り切ることが大切だったのです。

別にお酒は自分にとっては悪でしたが、たしなめる人は嗜好品でむしろ良いものです。

それを、自分が苦しめられたからといって、非難するのはお門違いだと思います。

それから、私はもうこのグレーゾーンという世の中を生きていこうと、踏ん切りがつき、断酒した自分のモヤモヤをスッキリさせることができました。

まとめ


依存とは、誰かに操作されて起こっているので、その環境を抜け出すことは容易ではないことがわかりました。

断酒ができた理由も、自分が今の依存を良い方向へと変換できたからです。

なぜ、自分は依存から抜け出せないのかと、真剣に悩んだ結果今の答えにいきつきました。

なので、もしなにかしらの依存で苦しんでいる方には聞いてほしいです。

自分は実は視覚や聴覚、五感から何かしらずっと洗脳をうけて動かされているのだと。

それを理解した上で「自分がどういう形で行動すれば人生がよくなるのか」考えればいいだけなのです。

依存症は人の考えや環境など、色々な利害関係があり、簡単に克服することはできません。

諦めなければすべてよし!終わりよければすべてよし!その考えで、今の失敗を経験として克服していくしかありません。

少しずつ、一歩まえに進んでいきましょう!

では、またねー!


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