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アマチュアキックボクシングに減量は必要なのか

断酒して戦うコンビニ店長、はまとしです。

30代からダイエット目的でキックボクシングを未経験で始めました。

ハマりにハマって毎年アマチュアの試合に出場しています。

前回の記事で、格闘家の減量についての質問がありました。

アマチュアの選手として、6回試合に出場しました。

その時の実体験と他のジムメンバーの経験、元プロだった方の話しなども交えて解説します。

では、いきます!

なぜキックボクシングの試合に減量が必要なのか


試合に勝ちたいならまず痩せること


なぜ減量が必要なのか、できるだけ体脂肪を減し筋肉を残すことで、体格の差とパワーが生まれ、試合を有利にできるからです。

女性の会員さんがアマチュアの試合に出場するので、スパーリングをお願いされました。

私が60キロで相手の方は、50キロ前半ぐらいでした。体重差は約10キロないぐらいです。

私も同じ試合に出場予定だったので、本気できてくださいと伝え、私はあくまで軽く、相手は本気でスパーをしました。

実際に3ラウンドぐらいやったのですが、ダメージといったものは、ほとんどありませんでした。

厳密にこうだからというのは、正直わかりませんが、簡単にいうと、パンチや蹴りが軽く感じます。

特に軽い階級になると、そもそも体重が軽いので、相手に与えるダメージもシビアになってきます。

また、格闘技の種類にもよるのですが、キックボクシングやボクシングでは体脂肪は必要ありません。

相手と組み合ったり、突進を防いだりしないからです。総合格闘技や相撲などの競技はある程度の脂肪が必要だと思います。

しかし、ボクシングと違い、相手を押すこと、ルールによって組み付きが有効な場合があります。

なので、ボクシングに比べてキックボクシングは若干体脂肪が多いほうがいいかもしれません。

どちらの競技もステップを使い、ここっていうタイミングで動ける俊敏さが必要な競技です。

戦うスタイルにもよるので一概にはいえませんが、キックボクシングには脂肪はあまり必要ないと感じます。

なので、まずアマチュアの試合で勝てる確率を上げたいと思うなら、ダイエットをして脂肪から減らすことが必要です。

アマチュアのキックボクシングの減量ってなに?


アマチュアの減量はプロと違い、ダイエットがメインで、体重を減らしていきます。

減量の幅は、ダイエットも含めて、おおよそアマチュアで2~5キロ、プロになると5~15キロぐらいだと思います。

なぜ、減量幅がプロに比べてアマチュアが少ないのには、理由があります。

それは、アマチュアの試合は基本、体重の測定が当日だからです。

プロは前日に計量をするので、その後水分を補給するなどして、体重を元に戻します。

しかし、アマチュアの場合は当日計量なので、時間をかけて体重を戻すことができません。

なので、アマチュアで減量をする場合は、ダイエットをメインに考えてやっています。

私の減量幅は、2~3キロを試合前1か月~2か月ほどで調整をして落とします。

普通のダイエットと変わらないぐらいで、むしろ練習もハードになるので、比較的簡単に落とせます。

アマチュアの場合は、プロと違いダイエットを中心とした、減量を行います。

アマチュアの減量方法とは


落としすぎると試合でまったく動けません


あくまで私の方法ですが、まず試合前、1か月前から体重を管理します。

167cmで基本体重は62キロぐらいです。試合は60キロなので、練習とお菓子をやめれば、だいたい落ちます。

55キロで出場する場合は、食事制限で落としても、58キロで体脂肪が12%を切り始めます。

そこから、3キロを水抜きというプロが行う減量方法で落とします。

1週間前から水を6リットル飲み、徐々に飲む量を減らしていきます。

試合前前日は食事に含まれている水分だけとり、ほとんど水は飲みません。

また、3日前から塩分の摂取を控え、さらに炭水化物の摂取量もほぼゼロにします。

食事もカリウムが多く含まれている野菜を中心に摂取して利尿作用を促進させます。

そうすると、体の水分だけがどんどん落ちていき、2キロぐらいは簡単に落ちます。

何グラムか落ちない場合は、最終手段ですが、サウナや半身浴で落とします。

しかし、当日計量なので、サウナや半身浴は体力を使うので、本当におすすめしません。

アマチュアの減量方法は、基本ダイエットのみで、もし大幅な減量が必要な場合は、プロに近い減量をします。

減量のデメリット、メリット


アマチュアはナチュラルが一番いい!


1週間で5キロほどの減量をしたのですが、体への負担がかなり大きかったです。

まず、筋肉に水分がないと、足などがつるようになります。試合で足がつってしまうと致命的です。

さらに、大幅な減量の場合は、食事制限のせいで、栄養が不足し、練習の効果が半減します。

なので、アマチュアは当日計量なので、できるだけナチュラルの状態で、試合に臨むのが望ましいです。

しかし、メリットもあり、身長差や体格さの優位性を使った、戦いができるので審判に対する印象がかなり良いです。

アマチュアの試合時間は、基本3分~4分ぐらいです。しかも、防具をつけているので判定になりやすいです。

キックボクシングはプッシュといって相手を押すことが可能なので、体格さを使って相手を押すだけでも印象が良いです。

試合によっては、相手を押して攻撃をしただけで勝っている試合を何度も見ました。

なので、3か月前ぐらいからダイエットをして、しっかりと体脂肪を落として、1桁にするだけでかなり優位になります。

しかし、私は30代後半だったので、そこまでの減量ができないので、ナチュラルの体重で試合に出ています。

それでも、体脂肪は1桁に近い数字にはなります。笑

ある程度減量ができれば、試合を優位に進めることができますが、ご飯が食べれないという、精神的ダメージも多く、メンタルが強くないとできません。

まとめ


アマチュアの試合に出場して出来るだけ勝ちたいなら、減量は必要です。

それは、脂肪を減らして筋肉を残すことで、体格さを使った試合運びができるからです。

ただ、アマチュアの試合なので、お祭り感覚で出場される方もいらっしゃいます。

トライアルといった初心者クラスの場合は、そのまま出場してもいいかもしれません。

しかし、プロに近いクラスになってくると、減量は必須になっていきます。

そもそも、練習強度が違うので、太っている人を私は見たことがありません。笑

あくまで、アマチュアなので、自分のライフスタイルと相談をしながら減量幅を決めたらいいと思います。

もし、格闘技の減量に関して質問などありましたら、コメントもらえると嬉しいです。

では、またねー!


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