自分の人生を受け止めきれない

今まで必死で生きてきて得たものは、対人恐怖症くらい。キャリアや役に立つスキルはなにもない。

楽しい学校生活の思い出もないし、友人と過ごした楽しい記憶もない。親の心ない言葉や世間の常識をなにも教えてもらえないまま社会に放り出された辛さ。辛くてもこの気持ちを分かち合える人、受け止めてくれる人がいないしんどさ。

自分の障害や境遇はある程度受け止めているつもりでいても、ふとした時に蘇る過去の記憶が、なんで私だけこんな目に遭うのと惨めな気持ちにさせる。

辛い過去はもう忘れたい。まったく明るさがみえない未来のことは考えたくない。もう何とかなる年齢でもなくなってしまった。

幸せそうに見えるあの人達だってきっと悩みがあるはずで、それはわかっているつもりでも、どうしても比べてしまう。

社会に馴染もうと努力した結果が、友人なし、稼ぐ能力なし、家族は毒、思い出すのは辛い過去。なんのために生きているのかと考えないようにしていても考えてしまう。

「辛そうにみえない」「悩みがなさそう」「だいぶ親に甘やかされて育ったんでしょ」他人の何気ない言葉にたくさん傷ついてきた。でもこの苦しみを分け合える人はいない。ずっと一人で抱え込み、何年経っても蘇ってきて苦しめる。

普通に社会生活が送れる人たちがうらやましい。ボーナスが出たら飲みに行き、夏休みは旅行に行って、みんなに祝福されて結婚式を挙げられるような人生がよかった。なにも手に入らない人生をどう受け止めていいのかわからなくなってきてしまった。


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