ヤバかったー話をしよう(インシデントリテラシ向上のためのゲーム教材)

他人事ではなく、自分たちの経験を共有してインシデント解決策を探る。その方策にゲームを取…

ヤバかったー話をしよう(インシデントリテラシ向上のためのゲーム教材)

他人事ではなく、自分たちの経験を共有してインシデント解決策を探る。その方策にゲームを取り入れ教材にしたい.世界の人がインシデントを共有できれば,インシデントリテラシ―はきっと向上する. https://explayground.com/lab

最近の記事

生活者のリスク

専門家は,科学技術のためには多少のリスクは仕方がない,問題はその頻度だと考える. しかし,生活者はどうであろうか?自分や家族にとって,たった一回の損害で生活が揺らぐと,立て直すには,長い期間と苦労が必要となる.生活者にとって損害の大きなリスクは頻度が低くても,深刻な問題となる. 専門家と生活者は立場が異なるのだ. 私が,情報セキュリティの教育に疑問を持った初期のころ,教育は技術的な側面ばかり取り上げられ,ルーターの設定やポートの管理ができるようになれば良しとされていた.それは

    • ヤバかったー話をしてみた3

      活動報告3 その次,中学生 開催日時:2022年11月 参加者:中学二年生,26人 開催場所:中学校情報科教室 ,対面 開催時間:5時間目,6時間目 合計100分 (1)ヤバかったー話の内容 ・ゲームの課金が大変なことになった.今,家族に言えないでいる ・病院でランサムウェアの被害があった ・携帯電話会社を騙ったSMSの詐欺にあった ・サポート詐欺にあってお金を支払ってしまった ・犯人とは無関係の人が実名をインターネットに晒されてしまった ・通販サイトから詐欺メールが届いた

      • ヤバかったー話をしてみた2

        活動報告2 お次は,社会人 開催日時:2022年6月,10月 参加者:社会人,それぞれ8人 開催場所:Zoom会議,オンライン方式 開催時間:それぞれ,90分程度 (1)ヤバかったー話の内容 ・親の社用携帯電話を使って,子どもが交流サイトで友達募集を行っていた ・SNSを通じて投資詐欺にあいそうになった ・なりすましとは知らずに,個人情報を伝えてしまっていた ・情報漏えいを行った人が社内にいた (2)解決策の提案 ・家族でインターネットや携帯電話の使い方を話あっておく ・う

        • ヤバかったー話をしてみた1

          活動報告1 以下の内容でヤバかったー話ゲームを行った 開催日時:2022年3月24日,29日 参加者:学童保育参加の小学2年生から5年生までのかた,および指導の先生がた 開催場所:学童保育所2か所,対面方式 開催時間:それぞれ,60分程度 やりかた: (1)ヤバかったー話の内容 ・オンラインゲームで対戦相手に住所と名前を聞かれて教えてしまった ・家族のパソコンで変なサイトを見てしまった ・パスワードをたくさん間違えてサイトが見られなくなってしまった ・家族が自分の変顔を撮影

          ネガティビティバイアスの大切さ

          心理学者のロイ・バウムマイスターらは"Bad is Stronger than Good"の中で悪い記憶が強く残ると述べている. 毎日のネットのニュース記事やテレビニュースも世界で起きている戦争や災害,金融の危機,病気の話でいっぱいである.悪い話は,『そんな話は聞きたくない』と言うことはできても,実際,世の中,悪い話であふれている. どうして,そんなに悪い話があふれているのだろうか?私が参加しているグループではWeb会議を始める前に,Good and News 24時間以内に

          ヤバかったー話と出会う「その日」

          この話を収集しだしたのは,今をさかのぼること,4年も前です. 当時,携帯電話のSMSを使った詐欺が出たしたころです. 「〇〇運輸です,荷物を配達しましたが,不在でしたので持ち帰りました.以下のURLにアクセスして確認してください..」なんてメッセージがSMSで送られると,誰かがなんか送ってくれたのかと思っておもわずアクセスしちゃった人,いませんでしたか? そもそも情報セキュリティ教育って必要だよね?と世の中では散々言われていました.私が職場でゼロディ攻撃にあって,セキュリティ

          ヤバかったー話をしよう

          お題は「インターネット」に関する,ひやっとした,どきっとした,あぶなかった,おかしいな?と思った体験を「ヤバかったー」話として,語りあってもらいます.それらを集めて「ヤバかったー大事典」として世に発信していきます.