見出し画像

プリン・ア・ラ・モードに会いにゆく〜番外編「マツケンサンバ2カフェ」〜

2023年7月5日訪問

正しくは「ビバ~マツケンサンバⅡワールドカフェ~オレ!」である。

店名、長い!!

コンセプトカフェなので仕方ないが、それにしても長い名前だ。期間限定のお店だし、こちらにレポを書く気は全くなかったのだが、予想以上に楽しかったので書くことにした。
かなり久しぶりの渋谷だったので、緊張しつつパルコへ向かう。

学生だった頃でもライブハウスとハンズ位しか出入りしてなかったので、流行最先端の尖った陽キャの群れに圧倒されてしまうかも…と内心ビクビクしてたのだが、平日の午前中だったからか、元気よく歩いてるのは外国人観光客ばかりだった。

パルコ開店と同時に、ニンテンドーショップや少年ジャンプのショップに向かう彼らに混じって6階へ。事前に購入しておいた整理券の順番通りに並ぶ。並んでる間に来場者全員に配られる、上様こと松平健さんのうちわをもらう。

眼力ならぬ「顔力」が凄すぎる!並んでいるそばからマツケンサンバがもう聞こえてくるわ、ミラーボールのキラキラが見えるわで否が応でもテンションが上がってきてしまうのだが、お仕事として何百回も説明をしているであろうお姉さんが、極めて冷静に注意事項を説明しつつオーダーを取ってくれる。事前オーダー制で追加注文不可。最初のお料理が出てから60分は滞在可能。店内撮影はOKだけど、店内で流れてる動画の撮影録音は禁止…等々。

案内された席に着くと、眼前がもうこれである。強い。強すぎる!

A3サイズのランチョンマットと、品数に応じてもらえるコースター。お持ち帰りOKと聞いていたので、濡らしたり汚したりする前にしまう。先に行った友人のアドバイス通りに賞状入れる筒を持って行って大正解だった。

オーダーした「南のカルナバルプリン」と「マツケンサンバⅡドリンク〜踊り明かそう〜」。絵面が強い!もうさっきから、絵面の強さとこちらのアドレナリンがエンジン全開フルスロットルである。いい歳をしたおばさんが一人でやって来て、いったい何をしてるんだ…と自分ツッコミの声が聞こえないでもないが、写真を撮りまくる。隣の席のお姉さんも、同様に無言で撮影しまくってるのを見て浮かぶ謎の安堵と連帯感。

何でも景気よくしてしまうのでお気に入りの爆破アクスタと、空也上人アクスタも持っていったので、並べて撮る。史料によって諸説あるらしいが、空也上人は民衆にお念仏をひろめるために踊り念仏をなさっていたそうだから、時を超え国境を超えたスペシャルダンスコラボの実現である。

さて肝心の南のカルナバルプリン。旗に気を取られて裏の写真を撮っていなかったが、限りなくジェラートっぽいアイスが飾り切りされたりんごの向こうにあったので、これはもうプリン・ア・ラ・モードの定義をクリアしている。メニュー写真を見たときから「この下のパイナップル、食べるの大変そうだなあ」と思ってたのだが…

何と!芯は星型でくり抜かれ、ちゃんと五分割にカットされていたのだ。この手の写真映えするスイーツは下手すると食べ辛さが先に立ってしまいがちなのに、この細かい配慮!「食べる人に喜んでもらいたい。楽しんでもらいたい」がちゃんと表現されている。
後でマツケンチューブを見たら、この青い海面のシートは、上様のご提案だったようで更に感激してしまった。

好評につき、8月から大阪と名古屋でも開催されるそうなのでお近くの方はぜひ足を運んで頂きたい。
良くわからないけど、とてつもなく元気になれるのだ。

もしかしたらマツケンサンバは現代の踊り念仏なのかもしれない。
いや、自ら踊り出すわけではないけど、踊ってる上様&腰元ダンサーズ見るの、みんな大好きだよね?
混迷する閉塞的な時代において、老若男女問わず誰でも笑顔にしてしまう曲と、上様の歌とダンス。
暴れん坊将軍を見たことない若い世代ですら魅了する謎の、光の力。
不思議な心躍る体験だった。

貴方のサポートが、プリン・ア・ラ・モード保全運動(?)の力になります。 次は貴方の街のプリン・ア・ラ・モードに会いにゆくかも?!