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プリン・ア・ラ・モードに会いにゆく〜No.59「パーラーロータリー」〜

2023年12月21日訪問

 息子の部活が終わったと安堵したのも束の間、今度は進学である。とはいえ、もう親として出来ることは限られている。スケジュールの把握とお金の算段くらいだ。後はあくまで本人次第。そうは思っても落ち着かない日々に次第に疲れてしまい、年の瀬ではあるが少し遠出をしてみることにした。

 初めて降りた昭島市のJR東中神駅の南口を出ると、すぐにお目当ての店がみつかった。

年季の入った団地の1階にある。私が伺ったのは、ちょうど常連さんがお昼を食べ終わって帰る頃合いだった。

ガラスのお皿がかわいい!葉っぱの形だ。

小岩のパーラーレモンに雰囲気がとても似てる。
お値段は600円(税込み・訪問時)

食べ終わった後、少しだけ近所を散策。

かわいいけど何故くじら??海沿いの街でも無いのに??

アツいクジラ推し。

あ、化石がみつかったのね!

何も展示されてなかったクジラギャラリー…

もしかして長らく空きテナントのままなのかな?

 師走の平日の昼過ぎというのもあるだろうけれど、人も車も少なくて。ふと考えてしまった。レトロで時が止まったかのような街並みがかわいいと、懐かしいと写真を撮って浮かれているけれど、果たしてそれだけでいいのだろうか?
 東京のベッドタウンでも、確実に少子高齢化と人口減少が始まっている。素敵だなと思うお店の店主はみな高齢で、次々と閉店の報せが届く。少子化対策と国は言うが、もっと根本的な社会的な問題が放置されていないだろうか。私達に、もっと出来ることはないのだろうか。そんなことを考えながら長い電車の帰途についたら、乗り換え駅を乗り過ごしてしまった。

★パーラーロータリー
東京都昭島市玉川町1丁目7
最寄り駅:JR青梅線、五日市線東中神駅


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