イトサ     *・糸 彩

読書、本のこと、感じたこと、日々の色々を綴ります。 絵本、児童書、エッセイ、小説、コミ…

イトサ     *・糸 彩

読書、本のこと、感じたこと、日々の色々を綴ります。 絵本、児童書、エッセイ、小説、コミックも…最近は様々なジャンルを読んでいます。

最近の記事

アップデートが必要*欲しかった棚の話*

少し前のこと。 お昼休みに何気なくスマホを見ていて、ふと、「あの棚」のことを思い出した。 その棚が「購入出来ないかなー」と、検索をかけてみた。 ずっと忘れていたけれど、何年か振りに 急に思い出した。 「あの棚」というのは、今から10年くらい前、当時購読していた雑誌の整理整頓の特集で取り上げられていた、読者さんのお宅の棚のことだ。 とても高級…とかではなく、シンプルな木の棚。 幅が2メートル近くある大きなものだけれど、自分で組み立てられるもの。 その後、別の雑誌でも

    • おかあさんの子ども

      春に受けた健康診断の眼底検査で、「疑」と書かれた結果があり、紹介状が 入っていた訳ではなかったのだが、気になるので眼科を受診した。 「眼球の中なので、パッと見た限りではわからないので、一度検査をしておきましょう。 瞳孔を開いて検査するので、眩しかったりすぐに運転は出来ないから、後日ご家族などに運転をお願いして受けるようにしてください。」 平日なので夫に頼めず、近くに住む実家の母に送迎をお願いした。 検査結果は、問題なし。 しかし、結果にはなかったほうの目に、少しだけ不安

      • 優先席

        前回、「電車の中で本を読む」というの投稿をしたが、その日の帰りのことがずっと胸の中で引っかかっていて時折思い出す。 前回の投稿はこちら↓ 普段は車生活で、電車やバスを使うのは時々。 満員電車も苦手、吊り革や手すりなど、掴まるところのない場所で立っていることも苦手だ(体幹がない)。 しかし、優先席が空いていても「座る」という選択肢はなかった。 先日の帰りはラッシュの時間帯。一本前の電車はぎゅうぎゅうで乗り込めなかったので、次に入ってきた電車に先頭で乗り込んだ。 自然と

        • 電車の中で本を読む

          先日、電車で東京へ行ってきた。 急ぐ時は新幹線を使うのだが、予定の時間までに余裕がありそうだったので、普通列車で向かうことにした。 都心までは片道3時間弱。 乗り換えは2回。 10代の頃は東京へ向かうのも、これくらい時間を掛けて行っていた。 単純に、時間はあるし、洋服や美味しいご飯にお金を掛けたいから、乗り物代は節約したかったから。 そんな時、いつも文庫本を携えていた。 普段は車ありきの生活で、電車とは無縁。 特別な時にしか乗らないので、電車に揺られながらゆっくり本を

          手書き文字の魅力

          以前、手紙や文通のことを書いた流れで、手書きの文字についても思いを巡らせていた。 読書が好きなのもあるけれど、文字が書かれていると読みたくなる。 それは特に手書きで書かれている文字。 遡ること小学生時代小学生の頃、昭和60年代。 学校の配布物…特に保健室の先生が発行している保健便り、給食のメニューや栄養のことなどのコラムが書かれている、栄養士さんが発行している給食便りなどは、パソコンではなくて手書きのものが主流だった。 イラストは資料から切り貼りして使っていたような…手

          与えることができる人

          私は、小さいころから…物心ついたころから、良い情報は「独り占めしたい人」だった。 良い情報、誰かから教えてもらった良い情報、お得な情報も、自分の中だけで留めておきたい。 多分20代中盤を過ぎた辺りまで、何とも思わずにそうやって過ごしていた。 …これを書いていても、「自分はなんてケチな人間なんだろう」と改めて恥ずかしくなる。 厳密に言うと、自分から発信することが苦手だったのだ。億劫に感じて。 自分が言ったことを否定されるのが怖い。 …きっと良い情報なら否定されることは

          与えることができる人

          黄色い花のチカラ

          1月半ばの寒さ厳しいこの時期に、 気付けば毎年のように黄色い花を求めている。 身体が黄色い花を求めている感覚。 普段から黄色い花を好んでいる訳ではなくて、暖かい春を待ち望んでいる4月あたりまでの期間限定の欲求。 それ以降は色々な色の花を飾る。 家の花壇に長く植えてある、福寿草や水仙といった黄色い花たちが、まだ寒い時期だけれど毎年春を告げてくれる感覚が嬉しくて、それを待てずに黄色い切り花を飾りたくなるのだと思う。 ミモザにチューリップ。 昨年は黄色いヒヤシンスを水栽培し

          本にカバーはお掛けしますか?

          実店舗で本を購入すると、必ずカバーを掛けてもらう。ちょっとした待ち時間などにも読みたくて、外に持ち出すことが多いのでカバーを掛けたい。 他の人に何を読んでいるのか知られることが嫌なのだ。 見られて恥ずかしいものを読む訳ではないのだけれど、なんだか心の中を見られるような気がする。 メルカリなどで次の人に回すとしても、少しでも表紙が綺麗で新品に近いほうが喜ばれると思う。 ネットや買取の店舗で探す時…自分が購入する側に立つ場合も、少しでも新品に近い、状態の良いものを求めていた。

          本にカバーはお掛けしますか?

          長文と文通

          インスタグラムやLINEなど、日常で文章を打つときに、どうしても長文になってしまう。 短い文章で簡潔に伝えられない。 LINEを始めたばかりの頃は、一言だけ打って送信して…という行為に戸惑った。 伝えたいことを一回の文章に収めて一度で済ませたい、のだと思う。 長文になるのは何故?と、過去を振り返ってみた。 20代。自分のパソコンを購入して、パソコンを持つ友達同士でアドレスを交換し、メールを送り合うようになった。電話ではなく、時間を気にせず送信し、相手が都合の良いときにメッ

          お弁当作りのモチベーションを上げる本たち

          結婚当初から2人分のお弁当生活。 →出産で退職後は夫の分のみ(月〜土) →一人娘が幼稚園に入ったときに3年間のお弁当生活。 →途中、私が仕事復帰でお弁当3つ。 →小・中学校は給食なので、遠足などの行事のみ。長期休み中は学童、留守番時に必要。 3年生から中学3年まで部活で土日必須。(親の分も) よって平日は基本2人分。 →現在は娘、高校生の為、3人分。長期休み中は自分で作ったり用意出来るので作らない。 …こうやって書き出してみると、お弁当歴が長い。 約22年‼︎ そして、ほぼ

          お弁当作りのモチベーションを上げる本たち

          ネットでも築ける、伝わる

          とある本が発売された時に欲しいと思い、Amazonは取り扱っていなくていくつか販売されているサイトを発見し、その中で「こちらで購入したい」と思えるお店と出会った。 サイト上ではあるけれど、丁寧さ、静かな佇まい、よい雰囲気だなぁと惹かれるものがあり、購入。 何度かメッセージをやりとりし、偶然にも同じ県内だと知り、こちらのサイトはオープンしたりクローズしたりの期間限定ショップであること、 ひっそりしていても、見つけてくださった方に大切に丁寧にお届けしたい…という理由で宣伝をして

          ネットでも築ける、伝わる

          本屋さんに行くということ

           自転車に乗って遊びに行くようになり、行動範囲が広がった小学校高学年辺りから、学校から帰ってきた夕方や長期休暇に、お小遣いを握りしめて一人で本屋さんに行くようになった。  両親に連れて行ってもらうと、時間の都合もあってゆっくり見られないので、自分のペースで浸りたくて自然とそうするようになった。  あの頃は、田舎でありながらも自分で行ける本屋さんが3〜4軒ほどあって、気分によってお店を選んでいた。  小さい本屋さんだけど、店番のおじさんがいて、小学生の自分がゆっくり立ち読

          本屋さんに行くということ

          本好きの原点

           自分が今でも本が好きでいるのは、小さい頃に読み聞かせをしてもらったからだと思っている。  物心ついた時から、オレンジ色のカラーボックスには、桃太郎や一寸法師などの「学研 母と子のむかし話」と、イソップやアンデルセンなどの「学研 母と子の世界むかし話」という10冊くらいずつのセットがあった。  母が通信販売でセット購入したものだったと思う。  雑誌サイズくらいで、表紙が固くしっかりしていて、小さな子どもが持って読むには重たい、1冊に3話くらい入っている。  読み聞かせのレコ

          はじめまして。

          ずっと書いてみようと思っていたnoteに今日から投稿をします。 気になっていることも、いいな、と思っているだけで行動せずに流れていく…。 そんな日々でしたが、まずはやってみよう。動いてみる。書いてみよう。 小さい頃から本が好き。 好き、というのはずっとかわらなくて。 でも読めない時期もあったり。そんな時でも、心の奥で本を想う気持ちは消えずに灯っている。 ここ3年くらい、読書が戻ってきて、読みたい本が芋づるのように連なって現れて、目の前には積読の山。 読むスピードが遅くて