見出し画像

夜に夢を見過ぎ(多夢)で、困る子供…、私なりの対処法。

少し前から、6歳の息子が
「怖い夢をたくさん見るから、寝るのが嫌だ」
と言うようになった。

「夢くい小人」という童話があるように
子供が 怖い夢を見てしまうというのは
世界共通のよくある困り事なのかなと思いつつ
毎晩、なだめながら寝かせていたのだが

最近「夢から抜け出すのが大変なんだ」
という表現をしたので、ハッとした。

 
その表現が、とても正しいことを
私も知っている。

 
私もそうだったからだ。
 
現在はもう「スッキリした目覚め」を
知っているけれど、子供の頃は違った。
 
深い眠りから浮上してきて
「自然と目が覚める」というようなことは
たぶん一度もなかった。
 
毎日、いちにちの中で
「朝起きた時」が一番つかれていた。

 
私自身も
子供の頃から夢をたくさん見た。
毎日毎日、何本も見た。

命の危険を感じるような
ハッキリと怖い夢というのは
それほどは多くなかったけれど
(皆無ではない、たまにはある)

「どこかからの、帰り道だけど
 永遠に家につかない」…みたいな
漠然と、不安と疲労が募る内容が殆どで

色も鮮明で、画像の解像度は高く
(そう言えば音や匂いはほぼ無い
 視覚優位な体質と関係があるのかな)
現実ほどではないが、痛みもある。

そして、とにかく長い。
起きた時に、
それなりに覚えているのでしんどい。

例えて言うなら
非常に退屈な三流映画を見せられ続け
ならばせめて、結末を見届けたいのに
終わらないまま起床時間が来てしまうのだ。

繰り返しになるが、それが毎日だ。

 
夢を見過ぎて、熟睡できていないせいか
睡眠時間の長さに関わらず、心身共に怠い。
且つ、脳内では夢の上映が続いている。

それでも、こちら側の世界に
なんとか「這い出てくる」必要がある…
 
それが、私にとっての「朝」

自覚があるだけでも
小学校2〜3年生くらいから
20年くらいはそうだったかなぁ。
 
 
30歳あたりになってくると

想像力が低下するのか
寝る前に見ていた映像や設定が
単純に夢に反映されたり

また、厚かましくもなるのか(笑)
好きな芸能人と仲良くしているような
願望を投影した夢も
見るようになってきた。

それまでは、
あんなに夢を大量に見るのにも関わらず
楽しい、幸せな夢を見たことは
ほぼ皆無だったように思う。

 
ちなみに、私も、息子も、
少なくとも、このように夢を見始めた時点で
特に何かトラウマがあるわけではないと思う。

ただ単に「そういう性質」だというのが
自分の状態にずっと向き合ってきた結論だ。

 
不眠症(私は入眠も難しかった)の
一般的なセオリーを押し付けられるのが
いちばんイヤだった。

例えば、朝は日光を浴びるとか
夜はTVやスマホ画面を見ないとか…

あぁいうのは、
一時的に不眠に陥った人への対処法であり
生まれながらに「不眠体質」の人には
役に立たない気がする。

私は小学校の頃は、殆どテレビを見ず
日々、弟や友達と、庭で草花を摘んだり
トカゲやシジミを追っかけたり
よく自然に触れて体を動かす子供だった。
 
5時に夕飯をたべ、お風呂に入り
毎日9時には布団に入れられていた。
 
少なくとも夢を見始めた時点では
両親と祖父母が暮らす家は円満だった。

それでも、眠れないものは眠れないし
夢を見るのも止まらない。
規則的な生活とか、家庭環境とか
たぶん私には関係ないのだ。
 

そして、最近HSPについて色々と調べた中で
「脳の扁桃体の働きが生まれつき強く
 不安・恐怖の神経回路が過剰活動しやすい」
という特性を見て、まさにそれの気がしたし

「HSPは受け取る情報量や処理量が多くなり
 脳に負荷が起こり、疲れてしまう」
というのも、関係していると感じた。

別の文献で、
「脳は寝ている間に
 昼間得た情報を整理している」
というのを、読んだ気がするんだけど
(出典は不明。間違っていたらすみません)
 
 
総合すると、つまりこれはHSPの一環で
昼間に受けた刺激や情報
そこから沸き起こった不安の感情に
処理しきれないものが、大量にあったり

夜も脳が興奮している(夢を見てしまう)のは
もう、どうしようもないのではないだろうか…。

 
最後に、それでは対処法は無いのかというと
私なりに効いたものがあるので
参考までにご紹介する。

一つは「夢を覚えないで起きる」ことだ。

夢を見てしまうのは、
たぶんどうしようもない。治らない。
 
でも、覚えていないければ、結構楽である。

具体的には、起きた瞬間に
夢を、絶対に思い出さない「練習」を
することだ。

中途半端な夢や
なんとなく怖い夢を見ていると

不安感情のせいで、無意識に
ちゃんと「思い出そう」としてしまったり
「あとちょっと…安心なシーンまで思い描きたい」と
半覚醒の状態を長引かせて
夢を振り返ったり、居残りしようとしてしまう。

だけど、実はこれ
「夢を覚えて起きる」ためのトレーニングで
夢日記や夢占いをしたい人が行うものなのだ。

なので、まずこれを意識的にやめる。
 

具体的には、
先ほどディスった「朝、日光を浴びる」に
結局は類似している行為なのだけど
べつに日光じゃなくてもよくて

目覚ましが鳴ったら、絶対に二度寝しないで

なるべく「即」
電気をつけたり、音楽をかけたり、
TVをつけたり、推しの写真を見たり
寝起きの環境を、瞬間的に変える

夢の世界を強制終了して
かつ、振り返らないように
意識を別のものに向けてしまうと
  
寝起きから時間が経つにつれ
二次関数的な速度で
どんどん夢のことを思い出せなくなっていくから
そのまま忘れよう。

 
最初は、半覚醒状態に
どうしてもしばらく捕まってしまったり
夢を覚えていやすいかもしれないけど
 
意識的に、夢を振り返るのをやめ、

何度も継続していくうちに
「起きた時に覚えている」情報が
だんだんと、減ってくると思う。

 
夢は、今も多分、みている。
だからいまだに、印象的な時は覚えていて
ゼロにするのは無理かもしれないけど

数値で言えば、
昔の10分の1も覚えていないし
眠るのは怖くないし

朝の疲労感は、
だいぶ改善することができました。

 
また、別の方法で
私の場合、最近、睡眠とは全く関係ない
ドラストでも売っている、とあるサプリを
(ステマでは無いので商品名は書かない)
飲むようになったら、

何故か夢をあまり見なくなり
深く眠って、スッキリ浮上で起きる…。
 
本来の使用用途は
睡眠とは全く関係ない商品なのだが
サブ的に「疲れをとる」効果もあると
書いてあるので
それが何か作用しているのかもしれない。
 
子供も7歳から飲んでいいようなので
その年齢を超えて、まだ彼が困っていたら
試してみてもいいかと思っている。

 
ちなみに、私が最初に
「夢もみないほど良く眠れた」のは
ドイツに3ヶ月ほど、一人旅に出た時、
その初日の夜から。
 
会社をやめ、家族や友達とも離れ
「何のしがらみも無い」状況に
身を置いてみたところ
 
夜になると、
どうしても起きていられないくらい
無性に眠くなり
強制終了のごとく眠りについた。
 
あの感覚は、人生で初めてだった。

そもそも、夜に眠気というものが
ほとんど来ない人生だった(笑)

(朝がくると、なんだか少し安心して
 眠りにつくことができる、
 でも会社に行く時間がすぐくる、
 寝不足でも翌日もまた眠れ無い)

寝よう!と思ったところで
眠くもないし、意識の手放し方が分からない
「眠り方」が分からない。

「ああ、眠くなれば眠れるんだなあ」
って、当たり前のことを思った。
 
一人旅の間は、人生で初めて
毎月生理が来たのも覚えている。
 
 
そういう意味では
少なくとも、大人になってからの
私のストレスや恐怖の対象は
未知の街ではなく
身近な人間関係だったのかもしれない。

また、私がHSS型HSPかは分からないが
定年まで繰り返す毎日の会社勤めは
職業旅人よりも、息苦しく恐ろしい。

仕事も、事務方は完全に向いておらず
毎日データ入力やファイリングをするより
新規開拓や、突発的なトラブルが起こる
営業職の方がずっと好きだった。
(ただし、得意だとは言ってない)

というわけで、
一時的に全てを手放してみるのも
荒療治ですが、おすすめです。
 
会社を辞めただけでは
再就職のことを考えてしまったり
家族の目が気になって中途半端なので
やるなら徹底的にを推奨します。
 

長くなってしまいましたが、
どなたかの参考になれば幸いです(^^

非課金なのでコメ欄開いていますが
現在は交流を求めていないので
基本的にはお返事はしておりません
ご了承くださいませ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?