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【詩】明日の朝


降るように舞った花びらが
いつしか何処かへ去るように

刻んだはずの足跡が
儚く消えていくようで

振り向いては
おぼろげな足元が寂しがる

心弱いこんな日も
何もなかったこんな日も

移ろう時は手を離さない
必ず私の傍にいる

そしてそっと
明日へと連れて行く

また私が歩けるようにと

窓の外には朝がある






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