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【詩】月夜の帰り道


私を連れた帰り道

ビルの角から覗くやさしさに
曲がれば夜空が覆われている

見上げれば見つめられ
見通すように輝く姿

月に読まれた心音は
静かに私を刻みだし

月を浴びた心の内は
ゆっくりと息をする

月明りに見つけられ
隠れていた
本当の私が顔を出す

少し自由になれた帰り道






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