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その願いの裏には

とあるライトノベルが原作になっているアニメーションに
異世界に転生してしまった少年の物語があります。

彼はいわゆる「死に戻り」ができます。
正確に書けば「できてしまう」なのですが
その辺は是非本篇をご覧になってみてください。

そんな彼は、物語の途中で幾度となく挫折します。
そしてついに、すべてから逃げようと決断します。

彼の願いは確かに鮮明で、それを現実のものとする努力も
彼なりにはしていました。

それでも、どうしてもうまくいかないということはあるんですよね。


「願いは叶う」という言葉には
夢や希望を抱く人々にとって心強いもののように感じられます。

しかし実際にはその叶う確率は限られており
多くの人が夢を追いかけながらも、その道のりで挫折してしまいます。

その願いの裏には、厳しい現実が潜んでいるということですね。


夢を追い求める人たちの中には、確かに成功を収める方もいます。

何かの全国大会でそれなりの順位になる。
オリンピックでメダルを獲得する。
国際的なコンクールで賞を取る。

これらの人々は確かに存在してはいますけれど
実際になれる人は数人です。



もちろん彼ら(彼女ら)がたどった道は必ずしも平坦なものではなく
その厳しさを考慮すれば、成功者の数は限られていることは
いわば当然ともいえるでしょう。


多くの人は夢半ばで散っていく運命にあるのが現実……

ということは

多くの人は途中で夢を諦めざるを得ないということです。

「夢を追いかける」ということは素晴らしいことだと思いますし
何かに挑戦するというその姿勢は賞賛に値することだと思います。

しかし時には現実を冷静に見つめ
自分の限界や状況を理解することも重要なのではないでしょうか。


時には諦めることが、新たな可能性へとつながることもあると思います。

ただしこの選択は誰かに強制されるものではなく
あくまで自分が選択することです。

人にそんなことを決められてしまっては
きっと一生後悔するでしょう。

ですが自分でした選択ならば、
いつかはその事実を飲み込むことができると思います。

夢を追いかけることは、時に苦しみや痛みを伴います。
それに耐えられない場合は
新しい夢や目標を見つけ、別の道を進むことが賢明かもしれません。

なんだかんだで人生って変化し続けるものですから
諦めることが次につながることもあると思います。

その願いの裏には
叶うという可能性だけではなく、諦めるという選択が常に存在しています。

どちらが正しいのか、あるいはどちらがベターな選択肢なのか
それはわかりませんが

1番大切なのは自分です。

何かを追い続けるか、または新たな道を模索するか、
その決断が人生を左右する大きなキッカケなのかもしれません。

案外どこにどんなきっかけがあるのか分かりませんからね。


冒頭で触れたアニメーションでは
主人公の種年は別の登場人物に助けられます。

彼のした選択については別な機会に書くことになると思いますが
彼の運命を左右する選択でした。

その「願い」の裏には無数の可能性がある……
のかもしれませんね。


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