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子持ち様


少し前からSNSなどでこのような単語を目にすることがありました。

最初は何を意味しているのかよく分からなかったのですが、
調べてみると「あぁ……」と、
なんともいえない気分になりました。


あたしは子育ての経験はありませんから、
その大変さは正直わかりません。

ですが人間を1人育て上げるのがどれだけハードなことなのか、
想像するのは難しくありません。

特に小さなお子さんですと、体調も不安定ですからね。

突然具合が悪くなってしまう……
ということもあるでしょうし、
そうなると、やはり親としては側にいなくてはならないでしょうし、
側にいたいでしょう。


ですが、確かに残された側の論理もわかります。

どちらかといえば、あたしもそっち側です。

ご家族などに何かがあって、
急にお仕事などができなくなってしまった際に、
その代わりにその仕事をすることも何度もありました。

ほとんどの方は、その後に何か声をかけてくれますが、
たしかに「それが当然」というような態度を、
つまり「子供がいない人は、子どもがいる人のカバーをして当然」
という態度をあからさまにとられてしまうと、あまりいい気分はしません。

シフト制の職場ですと、
いつも子供がいない、あるいは独身の方のシフト希望が、
ないがしろにされやすくなってしまう……

そんなことが起きてしまえば、そりゃあ不満もでるでしょう。

普段から仕事のカバーばかりして、
そのうえシフトの優先順位もいつも下。

なのにお給料は変わらないし、それがあたりまえになっている。


もしも自分がその立場にいれば、
確かに嫌味の一つや二つ、言ってしまうかもしれません。



既に様々な場面で取り上げられているように、
日本は世界でも屈指の少子高齢化が進んでいる国です。

出生率も低く、国は子育て支援を手厚くしようともがいています。
その効果そのものや、今さらそれをするのか?
という政策パッケージの展開の遅さは一旦置いておくとしても、

日本にとって子供は宝以上に貴重な存在でしょうし、
社会全体で子育て支援に力を入れていかなくてはいけないのは
まぎれもない事実でしょう。

ですが、そうはいっても人間同士ですからね。

イヤなものはイヤですよね。


でもこれって誰が悪いんでしょうかね?


強いて言えば、そういうシステムの会社ですかね?


このように不平不満ができるだけでないようにマネジメントするのが
会社であり、マネージャー(管理職)の仕事です。

とはいっても、子どもがいなかったり、
独身の方に追加でお金を払うって言うのは、
それはそれで不平が出そうですけどね。


少なくとも
「困ったときはお互い様だよね」「だから助けてよ」
でなんとかはならない……

でしょうね。


特に解決策を提言するわけでもないですが、
子どもがいる人も、いない人も、そういうのに興味がない方々も、
誰もが生きやすい、やさしい社会になればいいんですけどね。

現実は厳しいものですね。



※写真は「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました。
ステキな写真・イラストをありがとうございます!


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