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【メンタル】幸せになりたいのなら「人生の余白」を利用しよう

学校での1人1台タブレット端末が”普通”になり、授業スタイルも大きく変わりつつある昨今。

子どもにとっても先生にとってもメリットのあるこの改革。僕自身も恩恵を受けているのですが、当然ながらデメリットもあるのです。

人類史上これほどスクリーンタイムが伸びた時期はなかったので、どのような影響があるのかは、これから様々な研究が出てくるとして、確実に言えるのは、「集中力の低下」でしょう。

1971年に、カーネギーメロン大学教授のハーバート・サイモントンさんが、こんな予言をしました。
#The Long Game

「情報があふれる世界では、情報の豊かさが、ほかの何かの不足を生み出す。(中略)それは、情報を受け取る人の集中力だ」

確かに、情報量MAXとなった現代。子どもも大人も「集中力」はもっていかれていますよね。

学校でも、「iPadを閉じましょう」と、今までは考えられなかった新しい指示が増えました。

「机の上にあるだけで脳のリソースがもっていかれる」とか「睡眠の質が落ちるから寝る部屋には持ち込まない方がいい」なんて言われるほどの破壊力をもつと言われていますからね。

きっと、子どもたちは、iPadを開くことなく授業に集中するというのは、よっぽどの意志力を使っているのでしょう。
#頑張れ子どもたち

そんな現代において、逆に脚光を浴びつつあるのが、「タイパ」。

最近では、YouTubeの広告収益が減少してやってられない!的な話が聞かれるようになりました。

その要因も、視聴者の奪い合い。アプリは増えても利用者数は増えませんからね。YouTubeでさえ、他の魅力的なコンテンツに視聴者を取られてしまうのが現実のよう。

そんな時間の奪い合い合戦だからこそ、「タイパ」という考え方が出てきたのも頷けます。

前段が長くなりましたが、本記事では、「タイパ」についてそりゃそうだよね。という当たり前のことを書いていきます。

お時間は取らせませんので、ぜひとも、読んでみてくださいね。

▼「タイパ」を高める「余白」を作る力

さて、「タイパ」を高める方法ですが、そんな魔法のようなものはなくて、単純に「やらないことを増やす」しかありません。

「余白を作る」なんて言えば、ちょっと格好いい。

この余白、本当に大切で、ぼっ~っとすることで、クリエイティブなアイデアが出てくるなんて言われるように、意識してぼ~っとする時間をとることで様々なメリットがあるのです。

しかし、コンテンツ戦国時代の昨今。5分の空き時間があったものなら、ショート動画やらゲーム、SNSチャンスとなるでしょう。

そんな習慣にまみれていたら、思考を遊ばせるなんてことほぼほぼ不可能。

だからこそ、勇気をふりしぼって「余白時間を積極的に作りにいく」必要があるのです。

5分のような隙間時間だけではありません。仕事も同じ。

意見は分かれるとは思うのですが、「忙しい人ほど仕事ができる」という価値観は、冷静に見極めないといけません。

「仕事ができるから仕事が集まってくる」パターンと、「仕事が遅いから忙しくしている」パターン。あまり深くは、踏み込みませんが、「タイパ」という観点から言うと、「なるべく抱え込む仕事を減らす工夫をし、時間的余裕をもっておく」ことが最高なのです。

次章で、「余白をもつこと」の大切さを書いていきますね。

▼「余白時間」があることのメリット

あなたは、「善きサマリア人」という話を聞いたことがあるでしょうか。

プリンストン大学で募った神学生たちに、「地元の小学生に善きサマリア人の話をしてほしい」と頼んだのです。

ちなみに、善きサマリア人の話というのは、「追いはぎにあって道端に倒れている見知らぬ人を助ける」という新約聖書の中に登場する話。

そんな話をちょっと離れた小学校の子どもたちに話をするために出発した神学生たち。その道のりの途中ので彼らは、「路地に座り込んで痛みでうめいている男の人」と出会うこととなるのです。

もちろん、その男の人は仕掛け人。学生たちが、助けるかどうかを調査したのですよね。

肝心の学生たちは、こっそり2つのグループに分かれていました。

一方のグループは、「小学生に話をするまで、時間があります。」と伝えられていました。そのグループの学生のほとんどは、倒れている男の人を助けました。

しかし、「予定より遅れていて小学生を待たせてしまっているのです。」と伝えられた学生のうち、男の人を助けたのは、なんと10%に満たなかったというのです。

これは、日常生活の様々なことに転用できます。事実、時間に余裕がある人ほど、ボランティア活動へ参加したり、地元の政治家をかかわったり、子どもの通う学校の手助けをする可能性が高いのです。
#TIMESMART

これは、勉強でも仕事でも同じ。「時間の余白を意識的に作っておくことは、怠け者ではなく、より生産性の高い判断をする準備」なのです。

▼まとめ

本記事では、「自分の時間に余白を設けよう!」という内容をまとめました。

まずは、「忙しいことが善」という価値観から脱しましょう。

そういえば、「悩み事に襲われたときは忙しくする方がいいよ。」というアドバイスは、「敢えて余白を作り出さない」という対処法なのだなぁと改めて気付きました。

要は、「使い方が命」ということかもしれません。

ぜひとも、自分の命の時間の充実した使い方を真剣に考えてみてくださいね。

ちなみに、こんな【メンバーシップ】で、思考をアウトプットするという時間の使い方は有効かもしれません。

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