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【練習法】上達スピードが上がる!「個人練習」のすすめ

新しいことに挑戦したものの、「継続」するのは至難の技ですよね。

次第にモチベーションが落ちてきた子どもを応援するのは、なかなかつらいもの。そんなときは、思い切ってやめるというのも1つの方法です。

ただ、その判断基準もなかなか難しい。ということで、こんな記事も書きました。

究極、楽しんで続けてくれたらよいのですが、「楽しい」という気持ちになるまでが、1つ目のハードルでしょう。「楽しい」の裏側には、「上手くできた!」という成功体験がどうしても必要になりますからね。

ということは、「楽しいから続けたい!」までもっていくには、「努力の継続」をそれなりの期間続けなくてはならないという試練が見えてきます。

そんな試練をクリアするため、なるべく短期間で上達するための練習方法を紹介する記事をまとめました。

正しい練習方法をおすすめする記事で、読んだからといって上達する訳ではありません。しかし、「こうしたらどう?」と練習方法の誤りをアドバイスしてあげることは、子どものサポーターとして必要ですよね。

ぜひとも、どんな練習方法が効率的なのかを意識しながら読んでみてくださいね。

▼個人練習最強説

さっそく、おすすめの練習方法をご紹介します。

心理学者であるアンダース・エリクソンさんは、「バイオリンを専攻している学生」を対象に練習方法について調査しました。

そして、分かったことは、

「ソリストになれるほど、有望な学生ほど、『個人練習』を重視している。」

ということ。意外なことに、「ソリスト候補と、そうでない学生の間に、練習量の違いはなかった。」というのです。

この研究から見えてきたことは、

「努力を継続して積み上げた練習量は絶対的に必要なのですが、最後に命運を分けたのは個人だった!」

ということなのです。

さらに興味深いのは、「バイオリン」だけでなく「チェス」でも「チームスポーツ」であっても、「個人練習の重要性」は、変わりないということ。

練習は常にみんなでやるということが正しい訳ではなさそうです。

「クラリネット」を10倍の速さで習得したことで有名になったクラリッサさんの練習方法も参考になります👇

▼「個人練習」が成果をあげる本当の理由とは

さて、さらに深掘りしていきましょう。

少し話がズレるのですが、先生たちが集まる研究会で、データとして示されたことがおもしろいので書き留めておきます。何が発表されたかというと、

「自分の学びを積極的に振り返っている子どもの方が学力が高くなる傾向にある」

ということ。もっと詳しく言うと、

「自分の学びと向き合い、『自分の課題はどこになるのか。』『課題を改善するためには、何をするべきか。』『その改善策は、本当に効果的なのか。』などなど、自分と対話し、自分の学びを自分で受け止め、必要に応じて改善していく過程。」

にこそ、成長があるということなのです。

これは、「音楽」でも「ゲーム」でも「スポーツ」でも大切だということ。

かの「百獣の王」と名乗るあの方もおっしゃっていました。

「自分の体の動きを撮影してみると、どれだけイメージと体の動きがずれているのかが分かる。」

さらに、

「その『ずれ』を修正して、自分のイメージ通りに体を動かせるとスポーツが格段に上達する。」

と教えてくださいましたからね。

そう、「自分と対話して、自分で改善し、自分で問題を解決していく。」この過程こそ、「個人練習」の本当の価値なのです。

百獣の王を授業にしたものがこちら👇(まだ未完成)

▼まとめ

本記事では、「個人練習最強説」をまとめさせていただきました。

もちろん、時に練習の成果を共有し合うことも必要でしょう。グループ練習には、グループのよさがありますからね。

ただ、練習効率を上げるには、徹底的に個人練習で磨き上げる時間が必要なのは間違いありません。

そんな孤独に耐えながら黙々と取り組むことができる何かと出合ったのであれば、間違いなくそれは、お子さんの特技となることでしょう!

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