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問題が解決ができなくても、「支えの1つ」となることが大事

「『学校』でも『家庭』でもない子どもの居場所」として「ピースカフェ」を運営しています。

「子どもが自分の夢を生き生きと実験できる場所」のようなイメージで進めてきたプロジェクトも、「リアルな居場所」ができたことによって、ようやくスタートをきることができました。

ただ、「理想と現実の差」というのは、いつでもどこでも生まれてくる。

ただ、その「差」という現実は、「やってみないと分からなかったこと」であり、ぼくたちピースカフェスタッフにとっては貴重な財産となりました。

本記事では、人生の財産とも言える「知識」を紹介します。

「大切な人を支えたい」、「人の役に立ちたい」という方々には知っていて損することない情報ですので、ぜひとも、読んでみてくださいね。

▼問題が解決できなくても、「支えの1つ」になることが大事

「ピースカフェ」が立ちあがる前は、「地域に第3の居場所さえあれば何でもできるのに...」という思いでした。

ただ、実際に「居場所」が完成すると、「居場所があっても使い方次第だよな…」という新たな課題が生まれてくる。

これって、様々な場面にも言えると思うのです。

ぼくたちは、基本的に「足りていない部分を埋めよう!」としますし、「まだ手に入れていないもの」に対して理想を抱く。

しかし、「思い描いていたもの」が手に入ったり「理想としていた生活」が実現したりしたとしてもぼくたちの人生は完結しない。

そう、「新しく手に入れたいもの・新しい理想の生活」が生まれてきてしまうのです。

最終的には、「自分がどこで満足するか」という個人プレーに行きつく訳で、もっともっと…と求めているうちはなかなか完結しなそうです。

そんなシンプルで難しいぼくたちの人生において「ピースカフェ」は、どのような価値を提供できるのかと常に考えているのですが、そう簡単には答えが出ません。

ただ、確かなのは、「ピースカフェに来れば、応援してくれる人がいるよ!」というスタンス。

というもの、「いざ!というときに支えてくれる人がいる。」という気持ちをもっているだけで、立ち向かうことができる問題って意外と多いのです。

ここで大切なのは、

「実際にサポートを求めたかどうかは関係ない!」

というところ。

問題にぶち当たった時、誰しも最初は、「自分の力で解決できるだろうか…」と不安や心配を抱えるでしょう。

ただ、不安や心配といったネガティブは、自分の成長チャンスを知らせてくれる素晴らしい感情なのです。

自己肯定感や自尊心というものは、他者からの励ましで高まるというよりは、「問題に対して立ち向かったという『行動』と『経験』から獲得される」ものですからね。

しかし、不安や心配に対して、いつでもどんなときでも前向きにチャレンジできるとは限りません。

そんな時にこそ「サポートしてくれる人」や「力になってくれる居場所」が価値を発揮する。

「自分だけではどうしようもなくなったらあの人に相談しよう。」
「もうどうしたらいいか分からないから、あの場所に行ってみよう。」

なんて「思い出されるサポートがあるか」が、生きていく上で本当に大切なことなのです。

だからこそ、「ピースカフェ」は、「いざ!という時に行くと、何かしらおもしろい価値を提供してくれる場所」でありたい。

だからこそ、「ピースカフェ」は、「そんなことするの!」という「学校」でも「家庭」でもチャレンジしないであろう”とんでもないこと”にチャレンジして経験値をためておきたい。

地域の中でひっそりと存在する「いざ!という時に利用する場所」として認知されるよう、これからもこつこつと活動していきますので、ぜひとも、共に活動しましょう。

ちなみに、本記事で紹介した内容を言い換えると「日常生活にコントロール感をもとう!」ということ。

「コントロール感」の他に使えるテクニックは、こちらにまとめました👇



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