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なぜ、「コントロール感」が悩みの解決に役立つのか

子どもの人格形成の半分は「遺伝」。そして、残り半分は「環境」だと言われています。

乱暴にまとめると、「子どもの育ちはどんな環境に身を置くかで変わる」と言えるのですが、そんな「環境設定」の中で、問題解決をした経験は、早いうちに獲得してほしいと願っています。

だからこそ、子どものうちから「チャレンジ」と「失敗」。その中から生まれる「問題解決」と「達成感」を経験できる「第3の居場所づくり」を進めております。

共に進めてくださる方は、ぜひとも【メンバーシップ】へどうぞ👇

長年、公立学校で子どもたちと接してきましたが、子どもたちを困らせるには、「自由にやりたいことをやっていいよ!」という投げかけが最適であることを身をもって知りました。

そこからの学びは、「子どもに与えるべきは自由な獣道ではなく、きれいに舗装された道路をゴールの歩き方であり、ゴールが見えるところまで連れていくこと」だということです。

「そんなの、やってあげすぎでしょう。」というご意見もあるでしょう。ただ、これだけは言わせてください。

「ゴールまでたどり着いた経験をもたない子どもに獣道は歩けない」ということを。

まずは、どんな道でも、どんなフォローでもよいので、とにかく「ゴールまでたどり着けた!」という経験が必要なのです。その経験があるからこそ、獣道へも入っていける。

迷っても、何とかしようとジタバタすることができる。

そして、獣道から生還したのであれば、もはや先生や親御さんの道案内何て必要がなくなっているのです。

では、これから獣道を進んで行く子どもたちのために、大人が与えてあげるべきコントロール感についてまとめていきます。

▼子どもに知ってほしい「コントロール感」とは

まずは、おもしろい実験からご紹介します。
#OPTION B

ストレスに関するある実験です。

参加者は、「ランダムな間隔で発せられる不快な騒音にたえながらパズルに取り組む」というなんとも言えない課題を与えられました。

もちろん、騒音に気が取られてパズルどころではありません。

参加者の心拍数と血圧は、みるみるうちに増加。汗はだらだら。集中できずにミス連発。中には、イライラMAXになって課題を投げだしてしまう人も出てくるという「まぁ、そうなるよね。」という結果に見舞われます。

しかし、このひどい状況を一転させるようなスーパーヒーローが現れたのです。それが、

「押しボタン!」

「んっ?」と思われた方、その反応は、正解でございます。

そう、「押しボタン制度」が設けられたのです。

肝心なのは、「そのボタンを押すとどうなるか」ですよね。なんと、

「不快な騒音を止めることができる。」

という優れもの。まさに「待ってました!」の大合唱!

そして、そのボタンさんが現れてからというもの、劇的に作業ははかどりました。冷静さを保ち、ミスが減り、いらだちを見せることも少なくなったというのです。

しかし、この実験の驚くべきことは、これからです。なんと、

「実際にボタンを押して騒音を止めた参加者は、一人もいなかった。」

というところ! そう、ここが驚きポイントです!!

まとめると、

「騒音にいらついていた参加者も、『ボタンを押せば止められるよ!』という『騒音に対するコントロール感』を獲得しただけで、冷静に作業へ取り組むことができるようになった。」

ということなのです。

大切なことは、

「『たえがたい状況』が問題なのではなく、『たえがたい状況を自分ではどうにでもできない』という感覚こそ問題である。」

ということなのです。

▼大人が子どもに与えてあげるべき「コントロール感」

さて、実験を受けて、今の子どもたちの生活をより充実させる方向へ話を進めていきましょう。

子どもさんの人生を充実させるためには、間違いなく「コントロール感」を与えてあげることが重要です。

いや、与えてあげるというより、「あなたの人生は、あなたが選ぶことができるんだよ。」という価値観を提供してあげるとでも言えるでしょうか。

「子どもなんだから、大人がやってあげないと。」とか、「それは、あなたが大人になってからね。」と「子ども」という理由で大人が判断してしまうと、子どもは次第に「あぁ、僕には選択権はないんだな。」という意識が生まれ、「だったら、決められたことをやろう。」という価値観が知らずに育っているかもしれません。

そんな価値観で過ごしていたとき、ふと「自由にやってみなさい。」なんて言われたら、そりゃあもう「えっ、自由って何?困るんですけど。」となるのは当然でしょう。

それまでの、人生を「お客様」で生きてきたのですから。

そうではなく、「あなたが選んでもいいんだよ。」というスタンスで大人が後ろから支えてあげるような環境が提供されたのなら、きっと、うまくいったことも、いかなかったことも、「自分が選んだこと」と実感することができるでしょう。

悔しかったら、改善して再チャレンジするでしょうし、向いてないと諦めたのであれば、違ったチャレンジを探し始めるかもしれません。

そのような判断ができるのは、「自分が選ぶことできる」というコントロールのハンドルを子どもが握っている状態だからなのです。

ぜひとも、子どもさんには、「あなたの人生の主役はあなたなんだから、自分で決めていいんだよ。」と教えてあげてくださいね。

▼まとめ

本記事では、「子どもが子どもの人生を生きるには、コントロール感を提供してあげるといいよ!」という内容をまとめました。

ぜひぜひ、未来を切り開く大人の一人となるよう、応援してあげてくださいね!



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