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引きこもりママの生きづらさ【冬季うつ】

毎年、11月初旬から、カックンとメンタルが落ちる。昼の時間がだんだん短くなり、夕方すぐに暗くなる。甘いものがやたら欲しくなり、チョコレートを大量に食べたり、パンやウエハース、炭水化物を気がついたらたくさん口にしていて、後で後悔する。

寝ても寝ても眠い。天気が悪く、昼間暗い日に長時間眠り込んでしまう。
仕事がある日は物理的に無理なので、帰るまで起きていたが、年によっては会社から帰ったら、すぐ眠り始める時もあった。

小学校3年生のときに母の実家に引っ越した。そこが山間の田舎で、山に囲まれており、自然豊かなのだが、平地に住んでいた時と比べると圧倒的に日照時間が少なかった。
山の中なので、気温が低くとても寒かった。初めてしもやけになり、手はグローブのように赤く青く膨らみ、皮膚が裂けた。経験した方にはわかると思う。手と足、痛みと痒みに苦しんだ。
寒いからこたつに入るのだけど、足が温まるとしもやけが痒くてたまらない。冬が嫌いになった。
ここは、いつも暗いなあと子ども心に思い、元居た所に戻りたいと強く思った。
小学校3年から中学校2年の初めまで、5年と少しここで過ごした。

大人になってから、冬になると落ち込む、やたら眠い、甘いものを大量に食べてしまう。調子が悪い。明るくなる春が来ると調子を取り戻すようになっていた。

病院に行くという発想は当時無く、毎年なんとなく我慢して乗り切っていた。後にうつ病(医者が診断書は自律神経失調症と書いてくれた)になったとき、冬季うつのことも医者に教えていただいて、光を浴びる治療を始めた。

当時、心療内科へは敷居が高くなかなか行けなかった。偏見が怖かった。
やっと、行けて良かった。

ずっと苦しんでいたことに名前が付いていて、ほっとした。
対策もわかり安心したが、いまだに調子の良い冬と悪い冬を繰り返して居る。

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