見出し画像

一人で生きる

私の口癖の中に「適当にやろう」「まっいっか」「やばいよ」に並ぶ位「一人でも生きられるし」が今まであった。でも、昨日、ハローミキティーチャンネルという藤本美貴さんのYouTubeを見てその口癖が無くなりそうな気がする。
ミキティーがお悩み相談を受けるコーナーで30代男性から以下の悩みがあった。

「別に結婚したいわけでもなく相手が作れないわけでもなくこの時を迎えてしまいました。
歳の離れた兄弟がいたことと一人暮らしが長いこともあり、家事育児も一通りなんでもできます。
できちゃうから良くないと言われますが、
そればかりはどうすることもできません。
好意を持っていただくこともありますがそういう方に限って全然興味がありません。
自分の中でもハードルを上げていると思いますが、妥協したところでずっと幸せでいるのは難しいと思っています。ぜひアドバイスをください。」

この悩みに対してミキティーは、
・ずっと幸せでいることは難しいけれど、ずっと幸せでいる努力をすれば長く幸せでいることは可能。
・結婚してもしなくてもどっちでも良い。
・一人で生活できても彼女できる人はできるし、結婚する人はするから自分のこれができるからだめなんだという言い訳に逃げずに欲しいと思ったら行動するべき。
・一人で生きていけるからって、一人で生きていかなくても良い。
・結婚する理由を家事育児をしてもらうという考え方がそもそも違う。

私はこの中で
一人で生きていけるからって、一人で生きていかなくても良い。
という言葉が妙に響いてしまった。
家事も一通りできるし、仕事もある。
大好きな友人と溺愛してくれる家族がいる。
別に私は今だって一人なんかじゃない。
でも、好きな人ができにくくて、誰かを愛すのが苦手で、誰かと愛し合って擦り合わせをして受け入れていく作業のいる恋愛よりも、自分の努力次第で目の前のことをコツコツ努力する運動や勉強、仕事の方がそもそも私は得意でここまで生きてきてしまったから、なんとなく一人で生きていくという言葉を迂闊に発してしまう場面が多かった。
そして幸いにも女性活躍(全く日本では女性活躍などされていないのが現実だが…🤦🏻‍♀️)という言葉だけは浸透して妊娠や子育てをせず、男性と同等の体力量の仕事をこなせば同等の仕事をすることができるため、男性に引け目を取らず給料を貰うことがようやく日本でもできるようになった。
30代以上の先輩方でも中にはそういう方もたくさんいるだろうけれど、同等の給与を貰えることが当たり前となったのは本当にここ数年の話な気がする。だからなのか、私だけでなく周りでも
「嫌な人と一緒にいるくらいなら、一人で楽しく生きていく」と言う女性の声もたくさん聞くようになった。
一人で生きていくこと、決めること、決めないこと、結婚すること、どの選択も愛しい選択だけれど、ミキティーのいう通り
「一人で生きていけても、一人で生きていかない」第三の選択もありなのかもしれない。
もちろんそれには友人と共に生きることも含まれるかもしれないし、恋人と生きていく覚悟を持つことかもしれない。はたまた、これから超高齢社会で若者と高齢者で一緒に住む形態がマジョリティーとして生まれるかもしれないし、未来は本当は常に希望が溢れている。
100歳からみた29歳の私へ。
そんなに強張らず、決めつけず、柔軟な心で今ある幸せを大事に、どんな選択も柔軟に受け入れて、楽しく生きてください。


この記事が参加している募集

多様性を考える