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読書レポ| チームを動かす すごい仕組み

「仕組み」というよりは、「ノウハウ」や「技」と呼ぶほうがしっくりくる内容だった。

忙しすぎるリーダーの9割が知らない チームを動かす すごい仕組み

僕の中では、「仕組み」は基本の型であり、汎用性が高く、まずはその通りやることが大切で、やればだいたいうまくいくというもの。
一方、「ノウハウ」や「技」は、やってみるとうまく行くとことがある、というもの。

役立つ情報はいくつもあったが、仕組みとして日常に組み込むというよりは、ノウハウとして必要なときに使える技が中心だった。

前半の「なぜ仕組みが必要なのか」については、組織構造の変化を理由にしていること以外は、ほぼすべてに納得した。

著者は、日本企業の組織構造がピラミッド型からフラット型に変化したから仕組み化が必要になったと結論づけている。
その点は、僕とは意見が違う。

組織がフラットになったのではなく、ピラミッド構造の基本である上意下達で、上の者の指示に従ってさえいれば勝手にうまくいく時代ではなくなり、誰もが自ら考え行動することが求められる時代になったのだと解釈した。

いずれにせよ、一人ひとりが主体的に考え、素早く行動することが求められらる世の中では、一人ひとりが安心して自分の考えで行動できる「仕組み」を整えることが、組織が組織として組織全体の目的に向かうための必要条件だと思う。

ノウハウとして特に参考になったのは、チームでの仮説の立て方と、「無理です・できない」は美味しい言葉(他社も無理だと思うことはチャンスの芽)、フィードバックは「強みと弱み」ではなく「強みと改善点」を伝える、の3つ。

その他にも定説ではあるが大事なことがたくさん書かれているので、マネジャーになりたての人や、マネジメントに苦戦している人におすすめしたい。。きっと何かしらヒントが見つかるだろう。

めでたしめでたし

立崎直樹

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