太宰治の最後の作品。

入水自殺をする直前まで書いていたと言われています。

未完成のまま終わっているところもリアルです。

もし生きていたら、その後のストーリーがどうなっていたのかなと想像してみるのもまたいとをかしって感じですね☺️

これはある作家が、これからは真面目な人生を送ろうと思い、自分の愛人達に「グッド•バイ」と別れを告げていく話です。

それにあたって作家はキヌコという女性を自分の妻役として雇い、一緒に愛人達を訪問していきます。

その途中で太宰が自殺して絶筆となったわけですが。。

一説によると、

最後には逆に妻からグッド•バイの宣告を受ける

というオチではないかという憶測も。

太宰治の遺書としてと考えられるこの作品ですが、
タイトルの「グッド•バイ」が読者に向けての最後の挨拶だったのかもしれませんね。

ページ数も少ないので、夏休みの読書感想文にはピッタリです。笑