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トナカイのメスの角なりクリスマス

「サンタクロースを運ぶソリを引いているトナカイは、オスかメスか?」。トナカイのオスの角は、12月ごろに抜け落ちます。冬に角が残っているのはメスなのです。

七十二候の【麋角解】に入ります。
「さわしかのつのおつる」と読みます。麋角(びかく)は中国に住む大型の鹿のことです。その角が落ちる時期となりました。
一年を72に分ける七十二候の65番目です。二十四節気「冬至」の次候になります。12月30日まで。

トナカイのオスの角は、メスをめぐって戦うためのもの。12月ごろに役目を終えて抜け落ち、早春3月に新しくはえかわります。メスは冬でも残っていて、雪のなかの食べものをさがすために使います。夏には生えかわります。

麋角解 Sawashika no tsuno otsuru
“Deer shed antlers.”〔deer;鹿 shed;脱ぐ antler;鹿などの角〕
December 26-30

日本に住む鹿の角が生え変わるのは春です。でも七十二候は、もともと中国のもので日本にはいない動物も登場します。この鹿は、当時中国に多くいた麋鹿のようです。ニホンジカよりは大きく、角を落とすのも冬至のころになります。ヘラジカ(ムース)やトナカイ(カリブー)とする説もあります。

雪が、山茶花につもっていました。

トナカイの
鈴の音遠く
聖夜すぎ
日本列島
寒波ただいま

あなたが幸せでありますように 
琵琶湖のほとりの草庵にて
#エッセー #物語 #七十二候 #麋角解 #トナカイ
#俳句 #短歌  

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