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母に友人がLだったことを伝えた。私が勝手に傷ついた。Part②


どうも、ペッピー氏です。
今回はタイトルのとおり、母に友人がレズビアンだったことを伝えて、母は悪くないのに勝手に傷ついた話のPart②になります。

本記事は、レズビアンに対する偏見発言もありますので、読む方はそれなりに覚悟してから読むことをお勧めします。

Part①を読んでいない方は、下記の記事をお読みくださいませ。

軽く、Part①のおさらい

電話で、私が友人のMさんのことを話していた時に、母から何気なく、

「Mさんは彼氏いないの?」

と質問された私は、
Mさんと母が会うことは一生ないことを建前にして、本心では、母の反応次第で、自分もカミングアウトできるかもしれないと思い、母に

Mさんはレズビアンだから、彼氏を作ることはない。

と真実を伝えたのでした。

このようなお話です。母の反応は、どのようなものだったのでしょうか。
それでは、本編に続きます。



娘の友人がLだと知った母の反応について

私は、母の日頃の言動から

「今は、そういう方たちもいるし、いいんじゃない」
「じゃあ、Mさんには、彼女さん?とかいるの?」

そういう、肯定的というか否定もしないような返答がかえってくると思い、というか、寧ろそう言ってくれると信じながら

私が、Mさんはレズビアンだから彼氏はできないと、さりげなく伝えたのです。

それを聞いた母は、いつもの娘の電話と同じ、何も変わらないトーンでこう言いました。

「女性が恋愛対象なんだよね?ペッピー氏(私)襲われたりしてない?笑
一緒にいて平気なの?大丈夫?」
「一緒に遊んでたりしてもいいけど、そういう風にならないでよね」


なんで、そうなってしまうの?

私が、友人のセクシャリティーを母に伝えた行為が悪い。
突き詰めると、悪いのは私で、悪いことをした私が母からの何気ない発言に、勝手に傷ついた。それだけ。
母は、私の友人Mさんに対する意見を言っただけ。

それなのに、Mさんに対する発言の全てが自分に言われているようで。


母から、この言葉を聞いた時、自然と瞳に涙がたまってしまい、声も詰まり始めてしまいました。


止まぬ想い


女性で、女性が好きなことって、そんなに子笑いされることですか。
女性なら誰でも好きになる?襲うって何ですか。そんなことないのに。
一緒に遊ぶ、時を過ごすと、レズビアンが感染するんですか。
レズビアンであることは、何か悪いことですか。
今まで、誰が誰を好きでもいいってあれほど、言っていたのに、どうして。

母は、私を憂慮して言った言葉なのに、私がこんなにも苦しいのは、私がレズビアンだからで、ストレートじゃない私が間違いですか。

止まらぬ思い、溢れだしそうになる涙をこらえながら、分かったことは、
今の母には、私のセクシャリティーは受け入れられないことだけ。


私は、自分の気持ちを押し殺し、何事もなかったように、

「Mさんとは、ただのオタク友達だよ、今度も一緒にイベント行くんだよ」
「私みたいな眼鏡は、恋愛対象外と言われてるから大丈夫」
「LGBTQの人達って、こうして身近にいるんだなと思ったくらい」

恥ずかしい、おかしいことを言っていないのに、前を向いて、堂々と言えない。

瞼を閉じて流れそうになる涙を無理やり止めて、俯きながら、
絶望と拒絶を感じながら、自分がこれ以上傷つかないように

渦巻く感情とは反対に、口だけがプログラムされたロボットのように、勝手に防衛本能で会話を続けた。

その後も、お互い日常生活のことを話したと思うが、どんな話をしたか覚えていない。

もう、そんなこと、私にとっては、どうでもよかった。
ただ、私の母は娘がレズビアンだったら受け入れられない可能性が高い、
という推論が生まれた。
そして、母のレズビアンに対する率直な思いという名の偏見を聞いてしまった。

私が、母に素直に自身のセクシャリティーを伝えていれば。
今まで、自己防衛のために、ストレートのように振舞わなければ。
私が、男性に好意をいだければ。
私が、生まれてこなければ。

止まないこの気持ちを的確に表現する言葉を、私は知らない。


ぐちゃぐちゃな私

私は、女性なのに、なんで女性しか愛せないのだろう。
男性として生まれてくればよかったのだろうか。
男性として生まれてくれば皆と同じように、女性と恋に落ちても変に思われないのだから。

でも、私は化粧も、お洒落をすることも好き。
生理がくると嫌な気持ちになるし、生理中に暴飲暴食して体重が増えると凹むし、見た目も気にしてしまう。特に生理前の肌荒れは許せない。
でも、こんな嫌な生理も来ないと、不安になってしまってメンヘラになる。
あと、何よりも甘いものを食べながら、くだらないことで2時間も3時間も友達と女子会するのが何よりも楽しいし、大好き。
女子だけの飲み会だと下ネタしか言わないのも楽しい。
私は、こんなに女性としての生活を楽しんでいる。

色々、ぐちゃぐちゃになりながら考えたけど、結局、

私は女性であり、女性が好きであって、
間違いなく、私は男性ではないし、男性にはなれない。

と思った。自分のセクシャリティーは、周りの目・意見が受け入れがたいとわかっていても、そう簡単に変えられないものと感じました。

母への想い

私は、母が悪いとは思っていませんし、母を嫌いになったりもしていません。
LGBTQに対する偏見・差別があることに関して、世間も、誰も責めるべきではないと思います。これに関しては、気が向いたらお話します。

しかし、今までは、気楽に自分が言えるタイミングで伝えようと思っていましたが、今回の出来事を踏まえて、母や世間等、色々な状況を判断要素にして、カミングアウトをしようと思いました。

母を、娘がレズビアンであることに関して混乱・困惑させたくないですし、何より、これ以上、私が傷ついたら耐えられないかもしれないから。

カミングアウトについて。最後に!

いつも、最後の言葉を考える前に、それまでに書いた内容を確認しているのですが、

今回は話が重たいし、ゲスであることを自分から証明しているような記事ですね。申し訳ありません🙇‍♀️

自分のセクシャリティーを明らかにすることが「カミングアウト」という言葉で定義されているだけあって、
当事者が思っているよりも、かなり世間では偏見というか、あまりいいイメージがないように感じましたし、

何よりも何気ない言葉が、当事者の私にはとても苦しかった。

だからこそ、私からは、セクシャリティーのことを早めにカミングアウトした方がいいとは、胸を張っては言えません。

ただ私は、こうしてnoteに綴って言語化することによって、少しだけ気持ちの整理をつけることができました。

自分のセクシャリティーに関する悩みで押しつぶされそう、嫌になってきたりしたら、相談できる方がいるなら、相談してみたり、
私みたいに、こうして、思いを言語化するなど、、、

自分から、どんな形でもいいので、思いや出来事を言葉として”外”に出してみるのがいいかもしれません。

今回も、こんな長いぼっちレズビアンの話を読んでくださり、ありがとうございます🙇‍♀️

次回は少しライトといか、もう少し、記事も短くて、軽い気持ちで読めるものにします😶

私の記事を読んでいると、全てのぼっちレズビアンが辛い思いしてるように思われてしまいそうなので😮

皆さんに幸せが訪れますように。
また次回の記事でお会いしましょう、それでは🙌

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