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すぐに「熱が出る」小学2年生の女の子が訴える本当の理由

先日も、勤め先の方の小学2年生の女の子(一人っ子)が、
学童保育に連れて行く途中に、
熱が出てきたからということで、
子連れで会社にやってきました。

熱が出ると、学童保育は受け入れてくれませんから、、、、

ただ、会社に一緒にやってきて、
しばらくしたら元気にしてました。

最初はマイカーの中で寝て待っていたのですが、
退屈になって、会社の中に入ってきました。

「ダメ」の連呼

まあ、周りの人間は、邪魔さえされなかったら、
別にいてても問題ないのですが、
ママさん「入ってきたらダメ」
「車の中にいなさい」「触っちゃダメ」

このママさん「ダメ」の連呼。
午前中いてたのですが、
「ダメ」という単語を何十回も言っていました。

以前から書いていますが、
「ダメ」は禁句です。

普段から色々と子どもさんのことは
良く聞くのですが、
不登校にこそなっていませんが、
一歩手前なような気がします。

原因は

ママさんが愛情不足によるものではないかと
思う気持ちでもあればよいのですが、
そのような気持ちはないようで、
子どもが情緒不安定で困ると言うだけ。

どちらかというと「発達障害」的に、
自分の子どもを見ているところがあるのです。

ただ、愛情不足ではなく、情緒不安定でもなく、
発達障害でもなく、体調不良の原因は、
ストレスだと思います。

ストレス

子どもでも大人でもありますが、
苦痛、不安、恐れ、つらさなど、
自分では処理しきれないストレスに支配されると、
その人の体の弱いところに反応が出てしまう
「心因反応」ではないかと思います。

現に、この小学2年生の女の子も、
しょっちゅう熱出しています。

では、この感情はどこから出てくるかといえば、
親との愛着関係の土台が
できていないのではないかと思います。

父親は話を聞く限り、あまり子煩悩ではないようです。

愛着とは信頼感

愛着のもとになるのは、
「自分はこの人から無条件に愛されている」
「この先に何があっても、一生愛される」
という信頼感です。

この愛着関係を基盤にしながら、
人は少しずつ他者との関係を築いていきます。
きょうだい、親戚、友だち、先生、恋人……。

しかし、親子の愛着関係を
幼いうちにしっかりと築くことができなければ、
社会における人間関係の成立が難しくなることもあります。

小学2年生の女の子は、
母親以外の人には、いろいろと話しかけてきますが、
母親に話しかけると、ダメといわれるからか、全然話しかけません。

心因反応での体調不良は、
子どもの話をしっかりと聞いてあげることで
解決しそうな気がします。

イライラせず、怒らず、穏やかに、うなずいて聞いてあげる。
それだけでお母さんの愛情は確かに伝わります。
そんなふうに話を聞いてくれる人は、
世界中にお母さんだけなのですから。

心因反応は心の病とか言われますが、
「心臓」ではなく「脳」です。
心の病の源はすべて「脳」です。

このような、子育てにおける脳科学や
子どもの心理に関しては、
親がシッカリと勉強しておけば、
簡単に回避出来ることです。


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