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カレンダー(140字小説)

今日は九月七日。カレンダーを見るとまだ八月のままである。「怠慢だ」と思い、カレンダーを叱責すると、どうも様子がおかしい。覇気がないのだ。「どうかしたのか?」「俺、辞めるよ」「なぜ?」「七日まで気にもしなかったのだから、もういいだろう」そう言うと、カレンダーは僕の元を去って行った。

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