Photo by tkrcsncn 遅刻(140字小説*4) 2 七戸健太郎 2019年7月18日 12:58 ある子どもが不治の病を抱えて生まれた。もってあと三日の命だろう。三日たった。子どもは死ななかった。一年が過ぎるころには病は消え、すっかり元気になった。その子は多くの人に愛され、百歳まで幸福に生きた。死ぬ間際、死神がやって来て言った。「いやー、ごめんごめん。百年も遅刻しちゃったよ」 #140字小説 #小説 #短編小説 #死神 #幸福 ダウンロード copy #小説 #短編小説 #幸福 #140字小説 #死神 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート