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ソーシャルイントレプレナーを目指して

初めまして、松瀬です。
「地域包括ケア」をテーマにした新規事業を作っています。
よろしくお願いします。

僕は2017年5月から、Infocomという会社にいます。
東藤さんにも加わってもらい、漸く体制が整ってきました。
これから色々な取組を書いていきたいと思います。

さて今回は、個人として初のNoteです。
入社エントリーというには一年以上経っていますが、簡単に自己紹介を。

医療・介護とのかかわり<個人の体験>

・小~中学校の頃:認知症のある祖父母と一緒に暮らしていました。
        :同時期、いじめの対象となっていました。
・社会人3年目頃:OCD(強迫性障害)に罹りました。

所謂、措置時代と呼ばれている頃。実家で認知症のある祖父母と一緒に暮らしていました。介護という考え方は当時なく、休日一緒に散歩に行くのも夜中に起きてきた祖父母に声がけするのも当たり前の日常でした。
(その頃の影響か、眠りが浅い体質になりました)

父と母は「お爺ちゃんは真面目でしっかりしていて、素晴らしい人だったんだよ。」などと事あるごとに教えてくれました。
でも認知症があることは秘密、自由に外に行くこともできませんでした。
このギャップはなんだろう。人生の終盤で、何で人に決められなきゃいけないんだろう。そんな疑問が(当時は不明瞭ながら)頭によぎっていました。

また祖母がショートスティから戻ってきたとき、認知症状が著しく進行していたということもありました。

ぼんやり、ぼんやりと「医療も介護もうまくいっていない。これは今の仕組みが悪いんだ。」と考えるようになりました。
ただ中学・高校時代は野球ばかりの生活だったため、それ以上考えることはないまま過ごしていました。

上に書いたいじめとOCDの話は、また次の機会にでも。
追い込まれる当事者経験」も、今やっていることへ少なからず影響しているということをお伝えできれば。

医療・介護とのかかわり<仕事編>

<<これまでの経歴>>
1社目:国内独立系コンサルティング会社(東証二部:当時)
2社目:医療系事業会社(ベンチャー)
3社目:介護系ベンチャー(のちマザーズ上場)
4社目:カカクコム(東証一部)
5社目:インフォコム(JASDAQ ※一部鞍替申請中)

(振り返ってみると、のちのマザーズ上場も含めれば東証Ⅰ部Ⅱ部、マザーズ、JASDAQ、ベンチャーとコンプリート率凄い。)

最初の会社は、業界別に部署が分かれているコンサルティング会社。
まず医療の勉強をしたい、色々な疾患テーマに多く触れたいという想いからコンサルティングという分野を選びました。
内定時からしつこく主張した甲斐あり、希望通り医療(製薬)部署配属になれた時はホッとしました。

ここでmarketing research、次いでpromotion(web)に携わりました。
BtoD(Doctor)という特殊な領域だったことも、その後の強みとなりました。

仕事の仕方についても今の基礎になっている部分も多く、人間的生活をしていなかった感が強くありますが、ここで働くという選択は今でも正しかったと思っています。

次の会社は、前職の所属部門が分離独立して設立された会社でした。
急遽設立されたため管理部機能などは全くなく、経営管理/管理部体制構築/インフラ整備などが喫緊の課題でした。そんな中で、社長直下の一人経営企画室となりました。
資金繰り表や管理会計、資本政策も含めて経理・財務に触れられたことは非常に大きかったです。

体制が出来てからは、事業部門に戻りました。
そこで運よく、新規事業に携わる機会を多く得ました。

当初の計画では、30歳になる前に次のステージとして介護分野に行こうと思っていました。長居した結果、3社目に転職したのは31歳のとき。
そこではケアマネジャー向けポータルサイトを始めとするオウンドメディアの責任者となりました。
その会社を選んだ理由は、訪問介護やデイサービスといった現場も持っていたから。専門資格を持っていない自分にはwebという切り口でしか効果的な入り方がなかったものの、現場感を学びたいと思っていました。

3年ほど勤めて、次第にやりたいことが見えてきました。
そして、4社目としてカカクコムに転職しました。
大手企業が、自分のやりたい新規事業をやらせてくれるというとてつもなく有難い機会を得ました。

ITのチカラで介護をアップデートする。 ITと介護の新しい関係性。(PRESENT_08 鹿野佑介 松瀬啓祐 レポート)

結果的にそこでは、立上げもピポッドも失敗して頓挫し迷惑をかけるだけかけて新規事業をクローズすることになりました。
ただ、独学だったweb marketingを体系的に学ぶことができ0→1をダメになるまでやり続けるという貴重な経験を得ることができました。

大変申し訳なく思うとともに、本当に感謝しています。

インフォコムでやっていること。

カカクコムで事業を頓挫させてしまった後、起業か転職か悩みました。
とりあえず転職市場に乗っかって、良い所があれば良し。という気持ちで人材サイトに登録したところ、声を掛けてくれたのが今の職場です。

・規模の大きな会社である
・医療や行政という分野での実績、深い業界理解がある
・CVCを持ち、ビジコンも行い、対外的なアプローチをしている
・何より、地域包括ケアという部署を社長直下でつくってしまっている

という、この分野で起業を悩んでいた自分としてはこれ以上ない環境。
不明点・懸念点を率直に面接で聞いたにも関わらずすべて胸襟開いて回答頂けたこともあり「イントレプレナー」を目指すことを決意しました。

今やっている事業については追ってご紹介していきたいと思いますが、今現在で事業化したものが1つ、実証段階のものが1つ、企画詳細を詰めているものが2つという状況です。

自分らしい働き方が見つかる、新しいカタチの介護転職サイト「ケアスタイル」

全て社会課題を持続性あるビジネスモデルで解消または軽減するという視点から企画設計しています。解決したい課題にも関わらずビジネスモデルにならず没にした企画も死屍累々だけど、諦めずやり続けたいと思います。

歴史ある会社は、10→1000には強みを発揮するけれど0→1や1→10はやりにくい部分があるのはたぶん間違いない(Top Downは例外だけれど)。
けれど「一般企業が社会課題に突っ込み成功する」事例を作り、それを仕組化できればその社会的影響は大きいと信じています。

ソーシャルイントレプレナー(企業内社会起業家)という概念を作るため、頑張ろう。
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