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こんな風に年を重ねられたら。

また必ず会いに来ようと、
そう思える人と出会ったから、
その場所が、
その国が、
なんだか特別になる。

気がつけば、ポルトガルも私にとって特別な国になっていた。

こんな風に年を重ねていきたいなと思う、素敵な夫婦の元で過ごす、穏やかで温かな時間。

屋久島で出会った2人は、自分たちに合ったライフスタイルを求め、ポルトガルの田舎の村へやってきた。15年かけて試行錯誤しながら丁寧に育ててきたガーデンは、どこを切り取っても美しかった。ガーデンを眺めていると、ちょっとした工夫が散りばめられているのに気が付く。ひと手間を惜しまない、そんな2人の人柄がよく伝わってくるから面白い。

化学肥料・農薬を使わずに、必要なものを必要な分だけ作って頂く。
壊れたら自分たちで直して使う。
捨てるのではなく、他の使い道を探す。必要な人にあげる。

その暮らしはシンプルで、手づくりで、循環しているからムダがなくて、何とも心地よい。“エコ”だとか“サスティナブル”だとか“パーマカルチャー”だとか、わざわざ言葉にするのもしっくりこないくらい、自然だった。

2人にとって、あたりまえの日々の暮らしなのだ。
これまでも、これからも。

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