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「君を好きだよ」


(定期的に投稿しようと思い始め、なかなか続ける覚悟ができないままぐずぐずしていましたが一度投稿し始めないことには続けるもくそもないなと感じたためとりあえず久しぶりに投稿します。)

​「君を好きだよ」

ここ数日このセリフが頭を離れなくて、何度も口の中で転がしていた。

なんのセリフなのかも覚えていないし、もはやセリフなのかも怪しいけれど、脳内再生は必ず坂本の棒読みでなされるから、きっと何かのセリフなんだと思う。坂本は特に仲良くもなかった高校の時のクラスメイトだから多分高校の現代文の教材。

「君を好きだよ」

うろ覚えだけど、このセリフを吐いたのは男の子で、出かけたままいなくなって、カモメの姿で女の子を見守り続けるみたいな流れだった気がする。

人に好意を伝える理由は、相手に気持ちを伝えることで二人の関係性を変えるためのときと、言葉にして吐き出すことで自分の気持ちに区切りをつけるためのときがあるよね、きっと。
この男の子がどちらの意図でこの言葉を吐いたのかはわからないけど、女の子はこの言葉にとらわれたまま生きていくんだろうな、と思う。


何で急にこんな話をしているのかっていえば、私自身もとらわれているというか期待しているというか、どうにかなってほしいような、どうにかしたいような、したくないような人がいるからなんだけど、それはまた別のお話。

そして、そもそも何でこのセリフが急に浮かんで頭から離れなくなっているかというと、まだきちんと自覚はできていないけど、きっとたぶん私はこの人のことが好きなんだろうなと思うことがあったからなのかもしれないね。
わからないけど。これもまた別のお話で。


とりあえず、私は、君を好きだよ、きっと。

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